昨日、iDeCoの拠出回数(頻度)の記事をアップしました。

 

 

これの補足的な話です。

 

 

国民年金基金連合会に支払う手数料を節約するために、年単位拠出の制度を使って、毎月拠出するのではなく、指定月にまとめて拠出することで、(当該手数料は拠出ごとに発生するため)手数料を節約できるんですが、年1回にしてしまうと(1年分をその年の12月にまとめて拠出することになるため)丸っと一年拠出できないため機会損失になるけれどどうするのが最適なんだろう、ということを書きました。

 

この中で、僕自身は3ヶ月に1回拠出にしていることも書きました。

手数料を節約しつつ(まとめて拠出することによる)投資効率の低下について感覚的に許容できる塩梅として、そういう設定にしている理由に挙げています。

 

その塩梅を考えるときの要素の一つについて触れていなかったなというところでの補足の話です。

 

ネットで検索すると、この年単位拠出を使って拠出回数を減らすことのメリットデメリットについての記事がいくつも見つかります。

その中でデメリットとして「ドルコスト平均法」によるメリットが無くなるというものを挙げているものがあります。

この「ドルコスト平均法」がもたらすメリットのうち、「購入価格が平準化することによって高値掴みのリスクを減らして利益が出やすくなる」的な話がまことしやかに語られたりしがちですが……

 

 

そこについては、以前の記事でも書きましたが、利益が出やすい投資法であるかというと、まあ眉唾というか……

 

少なくとも僕の中では、ドルコスト平均法のメリットは(主には感情面に起因する)始めやすさ、継続しやすさだけで何らかのパフォーマンス上のメリットは無いんじゃないのという結論に至っています。

 

ただ、この設定(3ヶ月に1度の拠出)にするにあたって手数料を節約したはいいけれど、その節約効果以上に利益が損なわれるのでは本末転倒、ということで一応調べたりもしたんですが……

(当時はドルコスト平均法の効力について過大に評価していましたし)

 

 

その検討をしてた時に見たものではないですが、この記事にあるような結果を示すものが多かったように記憶しています。

 

この記事では、過去の特定の期間(2015.9~2020.9)に頻度を変えて積立てをした場合の成果を比較しているのですが、多少の差は出るもののその頻度と成果には関連性があるとは思えず、「積み立ての頻度が投資成果にはほとんど影響しないとすれば、各人がやりやすく都合がいいと思う回数を選べばいいだけ」というものです。

 

その他、ある程度差があり頻度が高い方が成果を得やすいという結果だっという情報もあるにはありますが……

 

 

例えば、この記事ではS&P500、TOPIXの指標それぞれで毎日と毎月積立ての成果の比較をしています。

両社の差は小さいものの、毎日積立ての方が総じて有利という結果です。(記事中では差は小さいのであんまり気にしなくて良いというのが結論です)

 

ただ、ここでいう「毎月」=「月末」に積立てているので、これはドルコスト平均法の恩恵というよりは、リスク資産化するタイミングの問題なんじゃないかなという気もします。

上がったり下がったりはあるにせよ、全体として右肩上がりの指数ですから、リスクに晒す期間=投資期間が長い方が成果は大きくなるのは道理だと思うし、その差が出てるんじゃないのかなぁと。

 

当時の判断としては1ヶ月と3ヶ月の差は無いか、あったとしても無視して良いレベルかなと当時考えて、拠出頻度に関しては以降変更することなく今に至ります。
 

いずれにしても、僕の場合は(一応今の時点での予定では)拠出期間は残り10年ちょっと、拠出額も12000円/月(たぶん今年の12月からは拠出額が引き上げられるはずですが)と少額なので、このあたりのパフォーマンスの違いは金額ベースでは大差なくなってしまうとは思うんですけどね。

まあ、そういうちっさいところにこだわった方が(程度問題ですけどね(;^_^A)楽しんで投資と勝手やっていけると思うんですよ( *´艸`)

 

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