私たちは今、あたかも検索するかのように簡単に生成AIを利用することができる。
スマホやパソコンに慣れ親しんだみなさんなら、おそらく多くが生成AIを試したことはあるだろう。
日常的に相談相手になってもらう人も少なくないと見ている。
言葉遣いや気配りもできるように見える生成AIなら、人間相手のように喧嘩別れになるようなことにはならないのだろう。
これを書いている時点では、生成AIはまだ人間として天才を集めたレベルだろうけれど、あと数年で人類をはるかに超越したシンギュラリティを迎えるだろうと言われている。
かつて、レイ・カーツワイルが著作の中でシンギュラリティの到来を予言した2045年はあり得ないと言う人もいたけれど、現実はそれよりも早く訪れそうである。
『シンギュラリティは近い』レイ・カーツワイル
さて、超知能の前夜にいる生成AIであるが、今でもすでにさまざまな質問に対して瞬時にわかりやすく答えてくれる。
しかし、この答えを出すために、膨大な電力を必要としていることは広くは知られていないかもしれない。そりゃそーだ、だって、検索と同様に質問を入力するだけなのだから。同様の操作性で価値ある結果を得られるとすれば、誰でもがそちらの方を利用したくなるのはうなずける。
操作性は似ていたとしても、生成AIに要する電力は検索のそれの10倍は必要となると言われている。
そういう私も、ときどきChatGPTを利用することがある。
質問によってはしばらく考えている時があり、罪悪感を感じてしまうのだ。今きっと膨大な電力を消費しているのだろうな〜と。
そのたびに思うのだ。くだらない質問を投げかけるのは決してやるまいと。やったことないけど。
なぜ罪悪感を抱くのかといえば、質問を投げるたびに地球に負荷をかけており、地球温暖化・沸騰化に拍車がかかっていると想像するからである。
気温上昇1.5℃以下の目標も達せないことが濃厚で、このままいけばティッピングポイントを超えてしまう可能性がある。ティッピングポイントとは、それを超えてしまうともう戻れないという転換点のことだ。それを超えてしまうと、地球温暖化・沸騰化は気温上昇の一途を辿り、何をしても気温が下がらなくなるということである。
いま全世界の人たちが、日々生成AIを利用していると思う。
遊び半分で多用していれば、いずれ近いうちにティッピングポイント(転換点)に達することになろう。皮肉にもそれは、カーツワイルが予言したシンギュラリティ(特異点)のことかもしれない。

