自分自身への扉 好きこそ物の上手なれ | 自分自身への扉

自分自身への扉

答えは自分が知っている

趣味というものがありますね。


絵を描いたり、サッカーをしたり、釣りやオートバイ、カラオケであったりと、別にプロである必要はなく、好きだからと言った程度のことでいいのです。


無趣味だという方もけっこういますが、TVドラマを楽しみにしていたり、ご飯を食べるのが好き、子供と遊ぶのが好き、お風呂に入るのが楽しみ、家に帰ってくつろぐのが最高に気分がいいなど、なにかしら、そのような楽しみであったり心地よい気分になるようなものがあると思います。そんなものは趣味とは言えないと思われるかも知れませんが、物事の大小ではなく、そのように感じられるものがあるというのが大事だと思います。


私はいろいろ興味をもって少しかじるのですが、それがずっと趣味として定着することはあまりありません。


一つのことにずっと打ち込めることが出来れば、その道を極めることが出来るんだろうなと思い、そんな趣味を得たいなと考えたりはするのですが、続かないのですね笑


知り合いなどで、釣りが好きでずっと休みの度に釣りに出かける人もいますし、バイクでいろんなところにツーリングに出かけ楽しんでいる人もいます。それを何年も続けて楽しんでいる、というのがミソです。


パソコンなどをいじるのが好きで、大抵のことは出来てしまう人や、50歳で英語に興味をもち、今では英語で海外の人とSNSでやりとりしている人もいたり、そのように興味をもち続けてその道のプロのような域にまでたっする人を見ると、凄いなと感心してしまいます。


私も以前ハマって興味を持っていたことに関しては、その楽しさや面白さは分かりますので話題に入ることはできるし、誘われれば少しは付き合ったりすることは出来るのですが、しかしさほど以前のように興味が沸かず、たまに付き合う程度で終わってしまいます。


じゃあ何も続けられてるようなものはないのかと考えると、一応このブログは続いているなと思うわけです。長く続いるというのはやはり好きだから、楽しいからでしょう。




書くことが楽しいと思ったのは中学の頃です。中学校では班日記があり一週間に一回周ってくるのですが、他の人は1ページか、あるいは半ページぐらいしか書いていませんでしたが、私は1ページでは書きたらず、2ページ3ページとくだらないことを書いたりしていました。


かといって文章が上手いかと言えばそうではなく、文は無茶苦茶ですが、ただ書くのが楽しいと言うだけです。ですが書くと言っても読書感想文などは何を書いたら良いのかわからず、あらすじをただ写すような感じでした。


小学生の頃、国語の時間になると、だいたい10問程度の漢字のミニテストみたいなのをするのですが、ほとんどの子は全問正解や1問2問ほど間違うぐらいのものでした。そのテストの結果を先生が班ごとに点数を言いながら一人一人に返すのですが、ある時、先生が、8問正解!と言ってテスト用紙を返してくれると、同じ班の子達が、おー!と言って歓声を上げ拍手が沸き起こりました。私が8問正解したことに感動したらしく、歓声と拍手と握手まで求められ、めっちゃ喜んでくれました笑 


どんだけ普段できていないのか察しがつくと思います笑 


興味のないことはまったくやる気にならず、ほんとにしないので、小学生の頃など勉強というものをほとんどした記憶がありません。


授業で好きだったのは美術(図画工作)や体育ぐらいです。何かを作ったり、絵を描いたりするのは好きだったし、ドッチボールや体操など、身体を動かすのも好きでした。中学の時は柔道部だったのですが、稽古をしていた時、足を捻挫し少しの間、体育を休んでいたことがありました。


ちょうどその間に、正式な名称はわからないですが空中回転と言うのでしょうか、空中で手を使わずに一回転するやつです。その練習が始まったのです。


わたしもそれがしたかったのですが、捻挫をしているので見学するしかしありません。その空中回転が楽しそうで早く足が治って参加したくてしかたありませんでした。


その練習の間、ずっと自分も空中回転するイメージをしながら見ていました。そしてようやく足が治り体育の授業を受ける日が来たのですが、なんとそれが空中回転の試験の日だったのです。


私は一度も練習をしていないので、試験を受けれるのだろうか?と思っていましたが、列に並んでいるとわたしの番が来たので、そのまま走り、そして飛んでクルッと回りました。一発合格です笑(高校でも足を怪我して体育を休んでたことがあるので、もしかすると中学ではなく高校の時かも知れません)


見学をしている時に自分もイメージで練習していて、そのイメージの中でそれが出来ていました。なのでやれると思ったのです。


でも本当にイメージの練習だけでコツをつかむという芸当が出来たのです。好きこそ物の上手なれ、本当にそうだと思います。


好きなことはどんな状況であろうとやる工夫をしたり、少しの時間が出来れば、それに関することをしたりします。なので上達も早いのでしょう。


ですが体育の授業で嫌いだったのはマラソンです。横っ腹が痛くなるし、とにかくしんどい。途中歩かければやってられません。持久力がないと思いました。


しかし、もう立てないというくらい走り回って遊ぶことは日常茶飯事で、体力の限界を超えることもあります。それでも走り回れたのは楽しかったからでしょう。マラソンはすぐに走る気がなくなるのは、好きでないからです。楽しくなかったのです。


好きか嫌いか、興味があるか無いか、これは能力に大きな違いが生まれる要素になります。


ですので、好きなことに打ち込むというのは理にかなっていると思います。


仕事においてもそうですね。好きなことを仕事にする。あるいはその仕事を好きになる、同じ仕事をするとしても、好きかどうかでやはり成果も違ってきます。


私はあまり仕事が好きというわけではなかったのですが、その中で自分が楽しいと感じるものがありました。それを目いっぱい攻めることで、その部分を最大限生かしたやり方を見つけました。それが突破口になったのです。


経営コンサルタントの船井幸雄さん(享年81歳)は、長所伸展法というのを提唱しておられました。簡単に言うと短所を是正することに専念するより長所を伸ばすことに専念したほうがよいということですが、確かにそうだなと思います。


なぜなら長所を伸ばすことで、自分が欠点だと思っていたことが克服できたからです。


つまり今まで苦手だと思ってたことが、長所を生かすことで、そうで無くなったのです。長所を生かすことで結果を出し、それがさまざまな面で自信へと繋がっていくのですね。


長所がすべてを包み込んでしまう、そんなイメージです。


ですので好きなことというのは、自分の能力を高める最大のアイテムなのです。


趣味、好きなこと、そこにもっとクローズアップしてみるのもいいかも知れません。新たな道に繋がるものがそこから展開していくかも知れないからです。