大豆田とわ子と3人の元夫 感想文パート1 Ver.2 ~働きながら恋をする人 | malaviyaのためいき

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徒然なるままに由なしことを書き綴るあやしく物狂おしい?ブログです。ガスぬき・・・かな・・・

ブログ書いてなかったら見終わってもっとさらっと流すところだったけど・・・。(;´Д`A ```

今期のドラマで一番はまったドラマだし、(あとよく見たのは「あのキス」と「コントが始まる」と「半径5メートル」)坂元裕二作品に興味もったし、何もかかないとなんとなくモヤモヤする(ミゾミゾする?(^^;))ので駄文を書いてみる。

先週終わった計10話の連ドラだけど、すでに初めのほうの内容の細かいところは忘れていて、それを見直して考察を深めてから書くのは柄じゃないので、とりあえず今の気持ちを、ドラマのあちこちをつまみ食いしながら。

 

とわ子の生き方だけど、とわ子は子供の時お母さんに、「大きくなったら一人で生きていけるようになりたい?それともほかの人に大事にされて生きたい?」みたいな質問をされたことがある。セリフは正確ではないと思う、ご容赦されたい。(配信動画を見て確認すればいいのだが、時間がかかるし。そして私は「とわ子」の脚本ブックを全二巻注文してしまった。脚本を買うのは始めてだ。)この頃とわ子のお父さんは家にいなかったと思う。

これは相当うちの状況と似ている。うちも父が結婚後母以外の女性に走ったため、母が一人で娘二人を育てていた。私は長女だし、妹は体が弱かったため、将来一人でも生きていけるようにとの母心でビシバシとコースをきめられた感じだ。

とわ子の答えは、「一人で生きていけるようになりたいけど、大事にもされたい」だった。それはその通りだ、私だってそうだもん。本当は、というか裏アカみたいな気持ちで専業主婦志向があるのだが、結局は自力で一生でも働けるような、そう簡単には引退できなそうな職についた。

 

そんなとわ子は、3人目の夫だった慎森(岡田将生)が言うように、「働いて恋をする人」だ。数学の問題を解くのが好きで、方眼紙の前で線を引いているときが一番好きな建築士になった。そして勤務する「しろくまハウジング」の先代社長は、自分の後継者の社長にとわ子を指名した。画期的なことだと思う。とわ子は設計の仕事をしているほうが好きだし、社長なんてとてもと思うのだが、頑張ってよくやっている。社長がとわ子を選んだのは、彼女の一本気な真面目さと、同僚や部下への寛容さと、経営ではなく設計畑出身であることを買っていたのだろう。社も社員も任せられると。

とわ子も周囲に甘えず公私を分けているので、お母さんの葬儀の後に遺骨をリュックに入れて出勤し、就任挨拶をしていたし、無二の親友かごめの葬儀の後にも出社していた。

 

そのように頑張って仕事しながら輝いているとわ子だが、立場が違ったので同僚から距離をおかれるようになったり、癖の強いクライアントとの契約が頓挫したり、会社が買収されそうになったり、つらいことも多い。そんな中で「大事にされたい」気持ちがついつい怪しい男を呼び寄せたりする?のだ。船長さんの恰好をした詐欺師(見るからに怪しげだった斎藤工)とか。初恋の人も一度ならず二度までもがっくりさせてくれる。(竹財さんのキャスティング適役なのか・・・?(^^;)とわ子はとても素敵なのだが彼女の媚びない潔さが彼には同志のように映るらしい。10人のうち9人がとわ子に恋するだろうが自分は友情を感じるという。)彼らが共通してとわ子にさせるポーズは同じだ。(^^;)帽子を被って片腕を上に突き上げるポーズ。出発進行!って。彼らには彼女がそういう風に見えるのだろうか。大切にされたいのに。