ここのところ、ブログをサボっていたので、つらつらと書かせていただきます。
教授を兼任されている大学病院の主治医から、相談を受けました。
「今、就労継続支援B型の作業所に通ってる訳やけど、正直どう?」
あまりにも漠然とした質問だったので、不意を突かれました。
「今、内職系よりもパソコン系の作業所増えてるやん。正直、通ってみてどう?」
と具体的に質問されました。
「それぞれですね。」
と答えました。
「3個くらいB型に行ってますけど、前の作業所は喋りながら出来る内職の仕事でした。正直、今のところの方がきついです。トークで笑わせるというよりも仕事を見てもらって笑ってもらう形になるので。喋れない辛さはあります。ただそれが就労に結びつくかと言われたら、ちょっと難しいと思います。」
「元々、そういうの苦手やもんな。」
「苦手というよりもそういうの僕、実は好きですよ。」
「そうやな。意外と寂しがりやし。」
「はい。」
「実は今度、また面白い大学院生みつけてきてん。孤独とデバイスとか孤独とロボットとかをテーマに掲げてるねん。今そういう問題多いやん。」
「SNSとかですよね。」
「そうそう。また手伝ってもらうかもしれんけどよろしくお願いします。」
うちの主治医が携わった会には、先に何か楽しいことが待っています。
研究材料としては面白いかもしれないです。
昔、大喜利の問題に
「化けて出るのも恥ずかしい死に方を教えてください。」
に対して
「宴会で孤独死」
と回答しました。孤独というのは、集団ができてこそ、感じるものであってひとり旅なんかをすると、意外と孤独感は感じないものです。実際に話の中に溶け込めない自分に悩んでいた時期もありますし、そこから抜け出したのは、ずっと後のことです。
精神の病は様々で、一人にしておくと、堂々巡りになったり独りよがりになったりしますし、そこに現在、SNSやロボットが介入しているので、複雑ではないかと思います。
SNSやロボットが精神の医療にどの様な関係性を持つのかが、非常に気になるところです。
恐らくは新しいものが生まれる最中だと思いますので、この案件はこの場に留めます。
論文をテーマに掲げた段階から企業が動き出すというのは、よくある事だそうです。
少しでも私の様な患者が減る様な世の中になって欲しいものです。