企業の安全志向はどうなっているの? | 化粧品・薬事のBlog

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行政書士である化粧品薬事コンサルタントの業務日誌です
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先日の自動車会社D社の認証取得に関する不正は

社会に影響を与えそうだ(伏字は必要なのか?)

当職も、社用車はD社製造のT社製を愛用している

T社は世界的企業であり

当該T社の傘下であるD社は

当然にそれだけで安心材料だった

しかし国民は裏切られた

 

試験の不正行為によって

しかも当該不正は30年も前から行われていて

当該不正は「内部告発」がなければ

今だ国民は騙されたまま…

 

思い起こせば

医薬品企業の不正行為を思い出す

 

医薬品の承認事項を

現場で勝手に解釈及び変更を行い

当該不正は「現場としては上司は知っていた」と言い

上層部は「知らなかった」

 

全く同じ構図だ!

 

そもそも企業は営利目的であって

利益を得ることは主目的の一つだ

 

しかし違うと思う!!

 

企業は営利を追求することに異存は無い

しかし目的ではなく「結果」だ!

目的は別にあるはずだ!!

 

製薬企業であれば

良い医薬品を開発し医療に貢献する

 

自動車会社であれば

良い車を開発し社会に貢献する

 

それらの結果として「利益」がなければ企業ではない

あくまでも目的を達成し(追及)その結果として利益を得ることで

社会の存在意義がある

 

目的が「利益追求」であってその「結果」には何ががあるのか・・・・

 

先日、某化粧品工場の監査に訪問した時

現場のそれぞれの担当者は素晴らしい!

 

工夫を重ね、PDCAを懸命に回していることが手に取るようにわかる

素晴らしいの一言に尽きる

 

しかし

 

工場の上層部は…

ご自身の保身のような発言や

現場にまかせっきりで

全く工場を把握していない

 

いや

把握することを放棄している

 

こんなことでは

現場の工夫も

現場の努力も

現場の知恵も

報われない