マスカレイダーズ | 山崎利雄のブログ

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The Masqueraders

Everybody Wanna Live On

1975


★マスカレイダーズに関しては、以前にもブログした記憶もあるのですが、僕自身が曖昧になってるのでもう一回やります。


前回の記事、鈴木啓志氏の本『メンフィス・アンリミテッド』でもちょい書かれていて、ということはメンフィスに所縁のあるグループなのですが、結成はテキサス州ダラスで、モータウン全盛期には、よーし知り合いも居るしモータウン行ったれで行ったら、知り合いはスターを引き抜いてトンズラした後で、なんとかオーディション受けたら、第二のテンプテーションズは要らないよと断られ、北が駄目なら南やということで地道にメンフィス周辺でシングルレコードをリリースしてたんです。



★1968年にはSOULチャートで7位まで上がったヒットもでましたが、アルバム制作までは至らず




1973年にはウィリー・ミッチェルのHiと契約するもシングルを2枚リリースしただけ、しかもB面は同じ曲だったそうで、いかにHiがこの時期アル・グリーンで忙しかったのがわかる話で


で、ようやく、チャンスが巡ってきたのが

1975年、デカくなりすぎて手に余ったSTAXが倒産して稼ぎ頭だったアイザック・ヘイズがメンフィスで新たなレーベルを立ちあげたんです。


で、何故か、ヘイズが自分のレーベルのホット・バタード・ソウルに加えたアーティストがマスカレイダーズだったんです。


で、調べたら、このHBSは所属アーティストがヘイズとマスカレイダーズだけ、でも流石はアイザック・ヘイズで大手のレコード会社のABC傘下に加わったので、マスカレイダーズとしたら、棚からぼたもち的に、初のメジャーレーベルでアルバム制作となったわけなんです。


マスカレイダーズもようやくスターグループの仲間入りかとおもいきや、HBSではアルバムは2枚制作されたきりで、ヒットもなしでパッとしない初メジャーであったわけです。


因みに


★1976年HBSでの4枚目

ヘイズは自分のレーベルだからやりたい放題?

なんとも羨ましいハーレム状態笑

もう、ジャケみたら、だいたいわかりますでしょ?

SOULはSTAXに置き忘れてきました笑



The Masqueraders

Love Anonymous

1977





★マスカレイダーズのHBSでの2枚目

で一番上の1stアルバムを見てもらってもわかる通りこの人達は、匿名希望者達なのか?ジャケに顔を出さないのですよ


いくら、グループ名がマスカレイダーズ

仮面舞踏会でも、売るなら顔ださなきゃなと僕は思うわけです。


しかし、腐ってもアイザック・ヘイズ

サム&デイヴをスターにしたヘイズが全面バックアップしたマスカレイダーズのアルバムは2枚とも良いのですよ。ヘイズの所有するメンフィスのスタジオで録音して、ドラムスは2枚ともウィリー・ホールだしねー


ま、結局、大した成果も上がらず、ヘイズがポリドールと契約したのでHBSは自然消滅して、マスカレイダーズはまた、宙ぶらりんになるわけです。


80年代に1枚アルバムリリースできて、その後は消息不明だったマスカレイダーズにめちゃくちゃ感動のオチがあって


英国に有名なオーディション番組あるじゃないすか?スーザンボイルさんとか日本の芸人の安村さんとか出た、あれに、マスカレイダーズ出るんですよ‼︎素人に混じって、5人から3人になったおじさん達が俺達には夢があるんだ‼︎とか言って



この後どうなったんやろ


でもさー


★下積み時代のマスカレイダーズのシングル曲

1965年から1972年までの26曲詰め込んだCD

HBSの時はリードシンガーも変わってしまったらしいけど、やはし、この時代は素晴らしいのです。ただしこのCDは恐らく、前半の12曲目あたりまで盤起こし録音だと思います。古すぎてマスターテープが駄目になってたんだと

レコード録音だから空気感も一緒にどぞーみたいなCDです。



★思うに

いくらマスカレイダーズだからといって

ライヴでこんな、変チョコりんな仮面舞踏会メガネしてなかったら、もしかしたら売れてたかもなぁとか

僕は思ったりするわけですよ笑