『ラミーロ』で最後のディナー | としいのブログ

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長年働いた『おせん』を退職。人生初のプー太郎生活&新店『あおい』の情報&私の赤裸々な私生活(笑)日記みたいなもんです。忘れないように。

こちらの店もお客さんから聞いたオススメのお店。
店の前は大行列!
昼間出かける時に、ホテルのフロントのお姉さんに
「この店を20時に予約お願いします」て言うたら
「わかりました!今夜、20時ね!」て、返事。

せやし、予約されてるはず!と、店員さんに名前を言いました。

そしたら…

「予約は聞いてません。どうやって予約した?」

て聞かはるし

「ホテルのフロントから電話があったはずですけど?」と、返事。そしたら…

「うちの店は、電話予約は受け付けてません。ネット予約のみです。」と。

えーーー!ま、まじーーー!!!

大行列やしな…やめる?リスボン最後の夜やのに…悩む…悩む悩む…

いや、待とう!せっかくやもん!

「ここに座ってるので、呼んでくださいね!」と伝え、待合室へ。待合室は少なめ。みんな外で待ってはります。

30分ほどで名前が呼ばれました!

つーか、たぶんもっと早く私の番やったはず!なぜなら、店員さんが

「ごめん、ごめん、ほんまにごめん!」て、平謝りやったし(笑)

2階建て。1階はワチャワチャしてたし2階で良かった!

あっという間に空いてる席も埋まりました。

まずはビールを。この問答無用で付いてくるパンが、どこの店より美味しかった!

みんな団体さんか、カップル。しかも、お料理は魚介類のみ!ほとんどがg売り。まじか!

量どんなんかわからんやん!しかもオーダーは今流行りのQRコード!

んー…悩む…

悩んでいたら店員さんが話しかけてくれはりました。

「リスボン最後の夜にこの店に来たんですが、何をチョイスして良いかわからへん…」と言うと、

「アサリは?」

「アサリは食べたし、違うやつが良い。私1人やしそんなたくさん食べれへん」

と、伝えました!

で、

まずは海老のグリル!

ペローンて殻が外れます。美味しい!

で、次にイチョウガニ!

この海老も蟹も生きてるやつ!

海老を食べてる最中に、店員さんが生きてる蟹を片手に持ち、笑顔で見せに来はってん。(素早過ぎて写真取れず)

え?!まさか1匹丸ごと?いくらやねん!て、思ったけど、諦めました。だって、この長い旅を締めくくるに相応しいやん!笑

甲羅の中は白ワインで和えた蟹身!

パンに付けて食べても良いし、ほぐした蟹身にかけても良い!

ちなみに蟹はこのトンカチで割ります。

せやし、店内は「家作ってるんかい!」て思うくらいカンカン音がしてます。

私が一生懸命カンカンしてたら、ペンチも持ってきてくれはりました!

ちなみに横にいたフランス人が、カンカンする私の事を小馬鹿にして

「ジャポネーゼが工事してるぜ!はははー!」て言うてはりました。(たぶん)

もちろん「フランス語わかってますよ」風にニッコリしときました!(ほんまは全くわからんけど)

ジャポネーゼ舐めんなよ!

20分くらいかけて、全部出した!

正直、甲羅の白ワイン和えは塩っぱいねんなー。せやし、蟹身はそのまま食べて、甲羅のはパンにつけて食べました!

で、緑のワインを。グラスワインないねん。私はハーフボトルを。

お客さんはどんどん入れ替わり、この頃には私の周りはお一人様ばかり。

みんな何食べてはるんやろ?

シレッと見たら、みんなびびって大したもん食べてへんねん!缶詰食べてる兄ちゃんもいたし!んで、飲み物も水やし。何しに来てん!笑

お会計タイム。

私だけにアイスのサービス!(他のお客さんには出してないし)

ピノ!ちょいデカイ版ピノ!美味し!

て、ことはアレやな。たぶん…びっくりするくらい高いてことかな。覚悟を決めて、伝票を拝見。

65ユーロ。日本円で11000円くらい。え…安いやん…もっとするかと思った!この倍以上は覚悟してたのに!

他のお一人様に言いたい!

「ビビらずに、好きなもん食べて!」て!

リスボン最後の夜、むっちゃゴージャスな気分で過ごせました!

さ、帰ろ。ホテルまで歩いて15分くらい。下り坂やし楽チン!

なんか…私ってほんまにラッキーやなーとしみじみ。偶然なんか必然なんか。台湾のお客さんが教えてくれた店は、どれも素晴らしいお料理でした!ほんま、こんなタイミングある?!

ほんでほんで、どの店員さんもみーーーんな親切!

今回ご飯を食べたどのお店の店員さんも、私の片言ブロークン英語に一生懸命対応してくれて。絶対別れ際に

「良い旅を!」て言ってくれはるねん。

1人やしか、よけと人の優しさが身に沁みます。

私も優しくしよ!外国の人に!て、何度も思いました。