せやし、予約されてるはず!と、店員さんに名前を言いました。
そしたら…
「予約は聞いてません。どうやって予約した?」
て聞かはるし
「ホテルのフロントから電話があったはずですけど?」と、返事。そしたら…
「うちの店は、電話予約は受け付けてません。ネット予約のみです。」と。
えーーー!ま、まじーーー!!!
大行列やしな…やめる?リスボン最後の夜やのに…悩む…悩む悩む…
いや、待とう!せっかくやもん!
「ここに座ってるので、呼んでくださいね!」と伝え、待合室へ。待合室は少なめ。みんな外で待ってはります。
30分ほどで名前が呼ばれました!
つーか、たぶんもっと早く私の番やったはず!なぜなら、店員さんが
「ごめん、ごめん、ほんまにごめん!」て、平謝りやったし(笑)
2階建て。1階はワチャワチャしてたし2階で良かった!
あっという間に空いてる席も埋まりました。
まずはビールを。この問答無用で付いてくるパンが、どこの店より美味しかった!
みんな団体さんか、カップル。しかも、お料理は魚介類のみ!ほとんどがg売り。まじか!
量どんなんかわからんやん!しかもオーダーは今流行りのQRコード!
んー…悩む…
悩んでいたら店員さんが話しかけてくれはりました。
「リスボン最後の夜にこの店に来たんですが、何をチョイスして良いかわからへん…」と言うと、
「アサリは?」
「アサリは食べたし、違うやつが良い。私1人やしそんなたくさん食べれへん」
と、伝えました!
で、
まずは海老のグリル!
ペローンて殻が外れます。美味しい!
で、次にイチョウガニ!
この海老も蟹も生きてるやつ!
海老を食べてる最中に、店員さんが生きてる蟹を片手に持ち、笑顔で見せに来はってん。(素早過ぎて写真取れず)
え?!まさか1匹丸ごと?いくらやねん!て、思ったけど、諦めました。だって、この長い旅を締めくくるに相応しいやん!笑
甲羅の中は白ワインで和えた蟹身!
パンに付けて食べても良いし、ほぐした蟹身にかけても良い!
ちなみに蟹はこのトンカチで割ります。
せやし、店内は「家作ってるんかい!」て思うくらいカンカン音がしてます。
私が一生懸命カンカンしてたら、ペンチも持ってきてくれはりました!
ちなみに横にいたフランス人が、カンカンする私の事を小馬鹿にして
「ジャポネーゼが工事してるぜ!はははー!」て言うてはりました。(たぶん)
もちろん「フランス語わかってますよ」風にニッコリしときました!(ほんまは全くわからんけど)
ジャポネーゼ舐めんなよ!
20分くらいかけて、全部出した!
正直、甲羅の白ワイン和えは塩っぱいねんなー。せやし、蟹身はそのまま食べて、甲羅のはパンにつけて食べました!
で、緑のワインを。グラスワインないねん。私はハーフボトルを。
お客さんはどんどん入れ替わり、この頃には私の周りはお一人様ばかり。
みんな何食べてはるんやろ?
シレッと見たら、みんなびびって大したもん食べてへんねん!缶詰食べてる兄ちゃんもいたし!んで、飲み物も水やし。何しに来てん!笑
お会計タイム。
私だけにアイスのサービス!(他のお客さんには出してないし)
ピノ!ちょいデカイ版ピノ!美味し!
て、ことはアレやな。たぶん…びっくりするくらい高いてことかな。覚悟を決めて、伝票を拝見。
65ユーロ。日本円で11000円くらい。え…安いやん…もっとするかと思った!この倍以上は覚悟してたのに!
他のお一人様に言いたい!
「ビビらずに、好きなもん食べて!」て!
リスボン最後の夜、むっちゃゴージャスな気分で過ごせました!
さ、帰ろ。ホテルまで歩いて15分くらい。下り坂やし楽チン!
なんか…私ってほんまにラッキーやなーとしみじみ。偶然なんか必然なんか。台湾のお客さんが教えてくれた店は、どれも素晴らしいお料理でした!ほんま、こんなタイミングある?!
ほんでほんで、どの店員さんもみーーーんな親切!
今回ご飯を食べたどのお店の店員さんも、私の片言ブロークン英語に一生懸命対応してくれて。絶対別れ際に
「良い旅を!」て言ってくれはるねん。
1人やしか、よけと人の優しさが身に沁みます。
私も優しくしよ!外国の人に!て、何度も思いました。