鍈(すずのね)@港区 〜「鶏らぁめん味玉付」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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(すずのね)

港区(虎ノ門ヒルズ)


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【メニュー】鶏らぁめん味玉付

【価格】1300円(味玉分200円含む)

[訪問時期] 2024年5月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後払い
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング] (麺)紫玉ねぎ、味玉、(別)鶏チャーシュー、あおさ、ネギ、和出汁ペースト
[卓上] なし



恵比寿の人気焼き鳥店によるラーメン新店。
何度確認しても店名が覚えられない💦
地下鉄改札を出たらすぐに虎ノ門ヒルズステーションタワーのアトリウム、その奥にT-MRKETが見える。




11時数分前、T-MARKETの手前側は既にオープンしているが、奥のエリアは未開放で、20名近くが待機している。
11時きっかりに解放され、当店へはギリ6番目。



スタッフが順々に注文を受けていく。
ラーメンは基本一種類で、他に味玉付きとご飯物セットがあるのみ。



スタッフが3名いて、割烹着姿にあご髭まで揃えている(笑)
奥で調理に専念する方、接客&盛り付けセットご担当の方、もうお一人チーフ格の方がスーパーバイズしながら要所をヘルプしている感じ。
オペは@2杯、15分ほど待ってお盆に載ったセットが到着。
具を別皿にしているのは、見映えと共に少しでも時短しようとの狙いか。




■ スープ
焼き鳥屋さんらしく、そうそうたる銘柄地鶏をブレンドした鶏出汁が主役。
鶏油に頼ることなく、確りした出汁感をストレートに伝えようとの意図が分かる。
但し、鶏油少なめのみならず塩気もかなり控えめなので、ブワッとかます様な鶏パンチに慣れたお下品舌にはちょっと響かない。
一方で、本来下支えであろう魚貝が余韻に絡むのを感知できるが、それも油と塩気を抑えたお陰だろう。
うーん、難しい選択。



■ 麺
「支那そばや」製、全粒粉入り細めなストレート麺。
「支那そばや」でいただく麺とは異なるが、軟らかめしなやか基調にごくライトなコシを残し、これはこれで美味しい麺だと思う。
オープン直後は茹で方にムラ?が有ったようだが、適正にアジャストされたようだ。




■ トッピング
増した味玉を除けば麺上には玉ねぎのみで、後は全て別皿提供。




鶏チャーシューは伊達鶏のモモ肉を低温調理してから皮を炙り、焼き鳥のタレベースのカエシに漬け込んであるらしい。
軟らかく香ばしく、旨味も詰まった逸品だと思うが、甘い味が若干塩スープに浮いている気もした。



あおさは明確な磯感を伝えるものの、薄味スープでは伝わり方もイマイチ。
味玉は兵庫県産「日本一こだわり卵」を使用とのことで、なるほど卵黄の濃厚さはさすが。



小さなすり鉢に入った薬味は、和出汁のガラをピリ辛に調味したペースト。
これとスープを合わせ飲むと、コクとピリ辛、塩気でパンチが増し、私のお下品舌が喜んだ。




■ 感想など
オイルや塩気を抑えて、銘柄鶏のストレートな旨味と、更に和出汁との掛け合いで楽しませようとの設計。
素材重視のナチュラル志向で、これが本来の姿なのかも知れません。
でもインパクティブなバランスに慣れた舌はそれに付いていけず、ちょいフラストレーションを引きずる結果に終わりました。

ご馳走様でした。
オープンおめでとうございました㊗️