麺屋 木ノ下
墨田区(とうきょうスカイツリー、押上)
【メニュー】期間限定⭐️昆布水つけ麺 ワンタンスープ付き
【価格】1500円(ワンタンスープ分300円含む)
[訪問時期] 2023年9月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介+椎茸/清湯
[味] 醤油
[麺] 中太麺(200g強位)
[トッピング等] (麺)豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー、ナルト、カイワレ、(汁)焼きネギ、刻みネギ2種、(別)藻塩、ワサビ
[その他] ワンタンスープ付き(肉ワンタン、海老ワンタン、水菜、ネギ)
[別注文] スーパードライ中瓶(600円、おつまみリエット付き)
[卓上] ホワイトペッパー、一味、酢
KOTOさんの「椎茸昆布水つけ麺」レポにビビッと来て、それを狙って初訪問。
5分前で2番手、そのまま開店。
ワンタン推しのお店ということで、店頭には「記憶に残るワンタン麺」と書かれた大きな垂れ幕。
レギュラーメニューはラーメンオンリーで、「つけ麺」は夏季限定らしい。
しかも「つけ麺」と「昆布水つけ麺」の2種類を提供しているらしく、券売機右下に各々の「ワンタンスープ付き」を含めて4つのボタンが並んでいる。
「椎茸昆布水」の文字は無いのだが、聞けば「昆布水つけ麺」がそれに当たるとか。
せっかくなので「ワンタンスープ付き」でいただこうと、瓶ビールと共に食券購入。
先ず出されたビールはスーパードライの中瓶で、チャーシューとキノコで作ったリエットがサービスされるから、600円の価格もまあ納得だ。
着席から10分弱で、つけめんとワンタンスープ、味変材の小皿が一気に登場した。
■ 麺丼
麺は「支那そばや」製の全粒粉入り中太ストレート。
ややソフトな口当たりに始まるが、一転確りした咀嚼感と粘り腰。
噛むほどに滲む風味を楽しむうちに、喉をひんやりと滑り落ちていく。
麺を浸す昆布水は粘度ほどほどで、KOTOさんのレポによれば、冷やした椎茸出汁を使って水出し昆布水を作っているとのこと。
昆布と椎茸の上品な旨味が複層的に寄せてきて、藻塩をちょい振って飲んでみると、極上出汁感に我を忘れる。
確実に昆布水ジャンルでマイベスト3に入ってくるね。
たまに「このままでも麺を食べ切れそう」という表現を使うが、この椎茸昆布水こそがその言葉に相応しいと思った。
ツンと華をくすぐるワサビもポイント高い。
麺丼には3種類のチャーシュー。
良く染みたタレ味と香ばしさが印象的な豚バラ肉、そして豚肩ロースと鶏ムネ肉はどちらも低温調理。
いずれも普通に確り美味しいレベルだ。
■ つけ汁、ワンタンスープ
つけ汁は鶏ベースに鰹がじんわり、キリッと立った醤油に甘味酸味をはっきり効かせた、タイプ的には懐かし系。
奥底に椎茸や昆布の旨味も感じるのだが、やはり強めな醤油が席巻する感じかな。
香ばしく焼かれたネギが良い仕事してるし、他にも刻みネギが2種類と手数をかけている。
もうひとつの楽しみがワンタンスープ。
スープは鶏を効かせ、ここでも節や昆布、椎茸の重層的な味わいに驚く。
何と言っても塩味なのが嬉しい。
麺にちょい藻塩を塗せば、塩つけ麺的にも使えちゃうからね。
ワンタンは肉と海老が2個ずつ、どちらも薄らと生姜が香る。
肉はややレアっぽいミンチを使った上物。
普通スープ割りはつけ汁に昆布水を投下するけど、今日は椎茸昆布水を主役に見立てて逆割りしてみたら、これが絶妙。
ラストはそこにポットから少量の出汁を注ぐと、温まって昆布がジュワッと息を吹き返す。
■ 感想など
昆布水やスープに使われた椎茸出汁が個性を導き出すつけ麺。
美味しくいただきましたが、もうちょい出汁感が伝わるつけ汁だったら、なお好みだったと思います。
ご自慢のワンタンもメッチャ美味しくて、これはワンタンスープセットにして正解でした。
特にあの海老ワンタン、もう一度汁そばあたりで食べてみたいものです。
ご馳走様でした。