地球の中華そば
横浜市金沢区(金沢文庫)
【メニュー】肉ワンタン中華そば 塩(平打ち中太麺)
【価格】1200円(ワンタン分250円含む)
[訪問時期] 2023年5月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太麺(150g)
[トッピング] チャーシュー2種、メンマ、肉ワンタン、ドライトマトペースト、クレソン、ネギ
[卓上] ミル挽きミックスペッパー
行かなきゃ行かなきゃと思っている所にMさんのレポが上がり、背中を押されて移転後初訪問。
いや、移転後も何も実に8年ぶりだけど💦
建物の修繕工事で組まれた足場に隠れて、お店の存在がちょっと分かりにくくなっている。
11時ちょうど着でポール、店頭に置かれた2名掛けベンチで開店を待つ。
5分早開け時点では7名で、退店間際にようやく満席になって外待ちが数名発生していた。
TRYや食べログで毎年のように受賞しているお店としては意外なほどスロー。
たまたまかな?
スタッフに表題の食券をお渡し、細麺か平打ち麺かのチョイスは後者でお願い。
カウンター席にはタンブラーのお冷やと、一人分の箸・レンゲが入ったカトラリーケースが置かれている。
目の前の高台が壁みたいで、座ると厨房の様子が殆ど見えない💦
座ったまま背伸びして、樋上店主が麺上げする姿だけ見たけど、平ざる捌きがさすが兄弟子の「鳴龍」齋藤店主と良く似ているね。
着席から5分少々でラーメン登場。
■ スープ
8年前には貝を強く感じて。。。イコール動物系の厚みはそれほどでも的なイメージが残っていたが、このスープは動物出汁もかなり太いね。
ジュワッと溢れるような動物系に、魚貝が要所で絡んでくるので、かなり複層的に感じる。
スープは地鶏主体に豚肉と香味野菜などで、塩ダレに蛤と浅利が入っているようだ。
前に出ているのは鶏、次いで貝だけど、豚肉や乾物魚介が厚みの醸成にかなり貢献していそう。
メッチャ美味しい。
■ 麺
自家製多加水の平打ち中太ストレート麺。
「春よ恋」の石臼挽き一等粉や「きたほなみ」等北海道産小麦100%使用だという。
啜り心地滑らかで、ソフトに思えて結構確りしたコシとモチモチ感、
何より香りと麺味が素晴らしく、スープとの相性もバッチリだから、かなり気に入った。
■ トッピング
チャーシューは豚のロースと肩ロースが1枚ずつ。
どちらもローストした軟らか仕上げで、スパイス混じりの薄塩味がスープに良く馴染んでいる。
2個の肉ワンタンはややレア色な粗ミンチの食感良く、生姜風味を載せて肉汁が溢れてくるようで、かなり気に入った。
ドライトマトペーストとクレソンが、鶏+貝の和風出汁に洋のアクセントを添えていて、この一杯の大きな個性にもなっている。
特にトマトはスープの味変に良し、麺に絡めて良しで、爽やかな酸味と甘みがクセになる
他にはシナポリメンマとたっぷりネギ。
■ 感想など
スープは風化したイメージを覆し、トッピングは以前と全く異なり、おまけに未体験の平打ち麺でいただいたので、私的にはかなり新鮮に響きました。
特にスープ。
構成的には大きく変わらないと思いますが、この間のブラッシュアップは著しいでしょうし、私自身の感覚や好みの変化もあるのでしょう。
個性も感じられて、見事な一杯でした。
ご馳走様でした。