81番
町田市(町田)
【メニュー】うまみ塩そば(中太縮れ麺)
【価格】880円
[訪問時期] 2023年5月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 中太縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、エノキ素揚げ、芽ネギ
[卓上] ミル挽きミックスペッパー
「麺庭 つむぎ」の後で一軒臨泣し、他の候補店も定休日が多かったりして、課題店の多い町田で地道に一軒クリアしていくことにした。
パイナップルの1号店も未訪だけど、先ずはノーパインな正統派?の2号店から。
「NO PINE」⇒「NO.81」⇒「81番」が店名由来と、皆さんのレポで教わった。
現代の洒落た街並みから隔絶されたような「町田仲見世商店街」は、入口の小籠包屋さんはじめシャッターだらけ。
かつて賑わってた面影はないな。。。と中に入ると、当店は確り営業していた。
13時過ぎで先客2名。
急ぐことはないと、店頭の「うまみ塩そば」のA看板と、ガラスパネルに書かれた「当店のこだわり」をじっくり読んでから入店。
ふむふむ、もうレポを書けるだけの情報は十分だぜ(笑)
基本メニューはこの「うまみ塩そば」と「辛味塩そば」で、30円追加で冷やしに変更も可能。
その他に「ちゃんと美味しい担々麺」なる限定も提供していた。
白タイルのカウンター席で5分ほど待つと、ラーメンが登場した。
■ スープ
先ずフワッと香るのは帆立オイルかな。
柔らかみのある鶏出汁ベースにシャープな貝の旨味が絡み、それを乾物魚介が底堅く支える感じ。
種明かし情報を総合すると、鶏、和風出汁、ホンビノス貝のトリプルスープに、帆立オイルを加えているとのこと。
鶏と魚貝は時に重層感、時に混然一体感。
あっさりに思えて、香味油のまったり感もある。
先に種明かししてもらっているから、なるほどと頷きながら楽しんだが、巷に溢れるバランス系の鶏魚介とは異なる、初めて出会う味わいでかなり気に入った。
■ 麺
三河屋製麺の麺箱から取り出した、手もみ風の平打ち中太縮れ麺。
加水やや低めの麺を硬めに茹で上げた感じで、芯を残したような食感は、以前家系店で出されたカタカタ麺を思い出した。
モチッとして麺味が滲み出るまでちょっと時間がかかる。
その麺味は良いし、個性的な麺で面白いけど、私的にはちょい消化不良だった。
■ トッピング
チャーシューは肩ロースと皮付き鶏もも肉のロースト。
どちらもオーソドックスな感じだが、適度に肉肉しい軟らかさで悪くない。
その上には茶色のワラワラが盛られ、凛とした芽ネギと共に独特なビジュアルを創り出している。
先端に傘が付いて、食べるとコキコキ食感、旨味はキノコだね。
店長さんに聞いたら、乾燥させたエノキの素揚げだそうだ。
スープに独特な旨味も加わり面白いアイテム。
■ 感想など
パイナップルラーメンという超個性で名を馳せたお店の2号店は、ノーパインな正統派で勝負?と思ったらそうでもない。
スープ、麺、トッピング全てに個性が詰まった、十分に創作性を感じる一杯でした。
個人的に麺がイマイチ嵌まらなかったので、細麺にしておけばもうちょい伸びたかも知れません。
ご馳走様でした。