中華蕎麦 無冠 @品川区 〜「特製牡蠣塩」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華蕎麦 無冠
品川区(五反田)


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【メニュー】特製牡蠣塩
【価格】1000円

[訪問時期] 2023年2月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 中太麺(200g位)
[トッピング] 牡蠣アヒージョ、バラ海苔、チャーシュー、メンマ、半味玉、ネギ
[卓上] ぶどう山椒



昨年11月にオープンした「むかん」の2号店。
ところがすぐに休業に入り、1月中旬にようやく復活した。
所用で近くに行くのでと当日朝予約サイトを見たら、何と満席マークは11時半の回のみだったので、即11時に予約を入れてみた。
5分前に行けば良いとのことなので気が楽だ。
それでも10分前に到着すると、3名揃った時点で早開け。




「11時に予約の方ですね?」名前や確認メールをチェックするでもなく、「はい」と答えれば席に案内される、何とも鷹揚なシステム。
券売機には「特製牡蠣塩」と「ビール中瓶500円」のボタンしかないので、まあ儀式みたいなものか(笑)



店内は背後狭めなカウンター6席のみで、中野坂上とは対極のような空間。




厨房内には男性お二人で、店長さん?がワンオペ調理されているが、トッピングの手数が多いのでちょっと時間がかかっていそう。
着席から6分ほどでご対麺。




■ スープと牡蠣アヒージョ
如何にも貝色なスープだが、初動から牡蠣がブワッと強烈に迫る感じではない。
鶏っぽい動物系や節系魚介等をベースに、比較的穏やかな牡蠣の風味が載ったすっきり清湯のイメージ。
余韻に山椒風味が絡むような気もする。



そのスープを牡蠣ワールドに染めるのがアヒージョのトッピング。
刻んだエノキ茸が混ざる牡蠣ペーストで、満載の旨味にガツンとニンニクを効かせている。
溶かすにつれて洋風感覚な濃厚牡蠣スープに激変していき、もう問答無用に引きずり込まれる。




■ 麺
三河屋製のややウェイビーな中太麺。
「むかん」では蕎麦ライクな自家製麺が印象的だったが、今は本店も三河屋製を使っているらしい。
加水中程度で、強めな咀嚼感は濃厚に振れ行くスープとバランス良さげ。
但しこれがベストとは言い切れず、個人的にはもうちょい細めでムギュスパッっと軽快な麺が合いそうな気もする。
麺量は多め。




■ トッピング
ある意味この一杯の主役でもある牡蠣のアヒージョには触れたが、もうひとつ準主役級のトッピングがバラ海苔。
牡蠣ワールドに一変するスープに海苔の磯風味が絶妙に絡み始め、レンゲの入れ方や麺への絡ませ方によって、洋と和の主従が入れ替わるのが楽しい。




チャーシューは薄くスライスした肩ロースの低温調理。
卵黄がゼリー状の味玉、シャクッとした細メンマ。
いずれも素材の味わいを伝える薄味仕立てで中々美味しいが、この一杯の中では彩り含めた助演に甘んじる立ち位置だろうか。



卓上のぶどう山椒は、「むかん」の牡蠣塩とは切っても切れないパートナー。
元々のスープはもちろん、ニンニク感満載の濃厚牡蠣に変貌した後も、超お似合いのアクセントになる。



■ 感想など
牡蠣と海苔感にまみれたスープは、完飲を抑えるなんて到底無理。
実は中野坂上の「むかん」では、鶏そぼろ+ぶどう山椒による和風バージョンをいただいたので、今回看板の牡蠣塩を堪能できて良かったです。
今時これが1000円なら有難いコスパですね。
「むかん」では辛味噌を載せたり麺も違えたり微妙に異なる仕様のようなので、機会があれば再訪して試してみたいです。

ご馳走様でした。