麺 ふじさき
江東区（亀戸）
【メニュー】チャーシュー醤油らぁめん
【価格】1450円（チャーシュー分350円含む）
[訪問時期] 2022年9月中旬（休日） 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺（150g位）
[トッピング] チャーシュー2種、メンマ、ネギ
[卓上] なし
「とものもと」からの独立新店。
台風の影響で悪天候のこの日、10時15分で2番手、その後も出足はゆっくりめ。
店前は濡れずに待てるのが有難い。
定刻10分前に暖簾を持って出て来たのは、何と「とものもと」の市原店主ご夫妻！
オープンから3日間お店を休んでヘルプに入っているなんて、どこまで温かいファミリーなんでしょ。
しかも藤崎店主に合わせて、普段見慣れないコックコートなんて着ちゃってるし。
もっともお2人は調理には一切手を出さず、支援に徹している。
麺メニューはまだ醤油らぁめんオンリーなのは承知の上。
せっかくなのでチャーシュー増しでいただくことにした。
券売機は万札対応、綺麗に新装された店内には立派な製麺室があり、広い厨房に真新しい調理器具が並ぶ。
何と恵まれたと思う一方で、最初から諸々背負って勝負に出た感もヒシヒシと伝わる。
@3杯の丁寧かつ慎重なオペレーションで、7分ほど待ってご対麺。
■ スープ
鶏油に先導されるふくよかな鶏感と、香り高いキレ系醤油ががっぷり四つ。
特に蘊蓄など公開されていないが、厳選ブランド地鶏と醤油をお使いなのは明白で、お互いが旨味を高め合っているような絶妙なバランスを保ちながら、長い余韻へと続く。
シャープな中に感じる僅かな甘味、その優しさが個人的にはツボ。
皆さんが「飯田商店」を引き合いに出されているのも納得。
でも「とものもと」も数年前に、醤油は鶏、塩は貝と方向性を鮮明にリニューアルしており、その醤油がベースになっているのは間違いなさそう。
■ 麺
自家製、やや扁平で細めな多加水ストレート麺。
優しくしなやかな口当たり、単にソフトなのではなく伸縮性や弾力を備え、喉越しは神。
スープと麺味の一体感も見事だね。
これは皆さん仰るように「飯田商店」や「Ramen Feel」（醤油用）の麺と良く似た感じだ。
出身店は今や手もみの縮れ麺を使っているし、藤崎店主がこの麺をチョイスするに至った経緯は、かなり興味がある。
■ トッピング
元々2種類のチャーシューが載っているが、チャーシュー増しで2枚ずつになっている。
大ぶりな肩ロースと厚みのあるモモ肉、どちらも低温ロースト調理かな？
肩ロースはしっとり感満載、モモ肉は歯応え肉肉しく、この逸品たちなら350円で増しも納得。
コリッとした食感冴えるメンマも、かなり良い素材を使ってるでしょ。
■ 感想など
ご出身の「とものもと」の醤油をベースに、「飯田商店」に寄せたような、プレミアム感満載の一杯。
「飯田商店」っぽいのはたまたまなのか、店主さんの意図なのか。
何れにせよ、オープンからこのクオリティに仕上げて来たのは、見事としか言いようがないですね。
塩はいつ頃リリースするのかと聞いてみたら、「納得いくものが出来たら」と。
その際にはまたすぐに参上します。
オープンおめでとうございます㊗️
ご馳走様でした。
