しののめヌードル
江東区(亀戸)
【メニュー】塩らーめん
【価格】900円
[訪問時期] 2022年9月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中太微縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、穂先メンマ、海苔、メンマ
[卓上] ブラックペッパー、コショー
「ふじさき」さんから徒歩2分。
2年前「Tsurumen Tokyo」さん時代に一度来たが、当時の店長さんが独立され、屋号を変えて再スタートを切っている。
まだシャッターが下りていたので、近くで雨を凌ぎ定刻2分前に再訪してみると、既に開店済みで先客が2名入られていた。
見覚えのある女性店主がお出迎え。
入口すぐに置かれたスプレーで除菌⇒タッチパネル式券売機⇒ウォーターサーバーでセルフお冷やの流れで、カウンター最奥席に収まった。
すぐ横には手動の製麺機が置かれていて、これは「Tsurumen」時代にも使っていたやつじゃない?
厨房は死角で見通せないのだが、ワンオペ店主さんの、チャッチャと手際よい作業の気配は伝わってくる。
やがてご対麺。
■ スープ
鶏を主軸に乾物魚介がじんわり支えるバランス清湯。
優しさが前面に出るイメージで臨んだが、想定以上に力強く厚みを感じる。
キレと円やかさを兼ね備えた塩味は若干強めながら、終始スープの奥行き感を損なわない。
以前は麺がやや勝っている的なレポも散見したが、個性的な麺を受け止めながら出汁感も際立たせる、ジャストな塩梅に進化しているとお見受けした。
■ 麺
自家製手打ち、軽く手もみを加えたような多加水の中太微縮れ麺で、フスマの斑点が目立つ。
ホクッとソフトな口当たりから一転、強めのコシと弾力。
すぐにシルキーなモチ肌が歯に絡みつき、麺の風味がスープと融和していく。
他店で出会ったことがない個性的な麺で、個人的にはこの一杯で最も印象に残った。
■ トッピング
割りと変哲ない盛り付けなのだが、各々の具には拘りが詰まっていそう。
肩ロース肉のレアローストっぽいチャーシューが2枚。
そこそこの厚みで適度に歯応えを感じ、ジュワッと滲み出るような旨味が広がるやつ。
ふんわりしっとりの鶏つくねからは、山椒風味がこぼれ出て、これもまた美味しい。
穂先メンマはシャクッと軟らかめ。
■ 感想など
女性店主=優しそうなどという、お叱りを受けそうな勝手なイメージを覆す、トラッドな麺顔と骨太ならーめん。
「Tsurumen」時代の3800円のコースメニューにはややネガな印象がありましたが、それを完全に払拭する一杯でした。
手打ち麺と無化調に代表される拘りに、エールを贈りたいと思います。
気になる限定でもいただきに再訪したいですね。
ご馳走様でした。