麺彩 こはね @筑西市 〜「特製こはね白醤油そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺彩 こはね
筑西市(下館)


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【メニュー】特製こはね白醤油そば
【価格】1150円(特製分300円含む)

[訪問時期] 2022年7月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 白醤油+塩
[麺] 手もみ中太麺(160g位)
[トッピング] チャーシュー2種、穂先メンマ、1/2味玉、小松菜、花麩、白髪ネギ
[卓上] B&Wペッパー、一味、醤油、酢、ラー油、檸檬と生姜の酢



「卯月屋」の後は近隣でもう一軒と思っていたが、下館までそう遠くないことが分かり、急きょ此方に回ってきた。
ちょうど12時着、駐車場は満車っぽかったが、運よく出る車と入れ替わりでピットイン。
20名ほどの待ち列で、その後の回転もゆっくりだったが、オープン最初の週末だから覚悟の上だ。




50分後に事前食券購入の案内。
券売機は半分ほどが紙で隠され、麺のボタンでオープンされているのは白醤油そば、中華そば、つけそば、濃厚白湯。
ほぼ全てのメニューに「こはね」と付いているのは、ちょっと紛らわしい気もする。
狙っていた「特製白醤油」のボタンは左上。




初々しい女性スタッフに食券を渡し、麺は手もみ麺を選択。
再び列に戻り10分ほど、並び始めからちょうど1時間で仕切り付きカウンターに着席となった。




厨房内の店主さんは確かに見覚えがある方。
2名の女性スタッフを丁寧に指導している男性も、どこかの店でお会いしている気がする。
更に10数分待ってご対麺。




■ スープ
鶏主体の動物系に、魚貝をバランス良く合わせた淡麗清湯。
もうのっけから引きずり込まれるね。
出汁感ももちろんだけど、それと同じぐらいにタレ味が気に入った。
一般的な白醤油は甘味と柔らかさが前面に出るものだけど、このスープは皆さん仰る通り、塩のキレ味をメインに白醤油の長所で補完したイメージ。
ネーミングを尊重して醤油に分類するが、感覚的にはもう塩に近い。
このタレが出汁と見事に調和して、鶏らしさや魚介らしさを巧みに引き出しながら複層的に迫ってくる。




■ 麺
つくば製麺製の中太麺を、丹念な手もみでボコピロ縮れに変身させたイメージ。
こそばゆい舌触り、硬め軟らかめが混在するランダム食感を経て、ひと際感じるモチモチ感。
風味の溶け出しも早く、間違いなく好みの麺だけど、こうなると一方の細麺も試してみたくなる。




■ トッピング
店名通り、麺を彩る多様なトッピングの中で、やはり主役は2種4枚の釜焼きチャーシュー。



肩ロースとバラ肉を2枚ずつ、タレに漬け込んでじっくり焼いてあり、肉肉しい食感、香ばしさ、旨味の凝縮いずれも申し分ない。
特に、釜焼きではあまり見かけないバラ肉は美味しかった。
最近のラーメン店で出される釜焼きチャーシューは、中華街を上回るレベルなものが多いね。




一点だけ、半割の味玉は味わいは悪くはないのだけど、卵黄のがくすんだ色合いなのが勿体なかった。



■ 感想など
加藤店主のファンタジスタたる所以が一発で分かる秀作。
つくば市内某店から「加藤さんの7番目の弟子より」と書かれた祝い花が贈られていました。
幾つものメニューを開発し、何人ものお弟子さんを育てた店主さんの独立は、茨城のラーメンファンには超堪らない出来事なのでしょう。
おいそれと来れる場所ではありませんが、此方にはいずれ戻って来たいですね。

㊗️オープン㊗️
ご馳走様でした。