鶏舎 @目黒区 〜「冷やし葱そば+葱大盛+スープ」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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鶏舎
目黒区(池尻大橋)

 

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【メニュー】冷やし葱そば+葱大盛+スープ
【価格】1000円+200円+50
 
[訪問時期] 2022年6 月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[タレ] ゴマ油+ネギ油酢醤油タレ
[麺] 中細麺(200g強位)
[トッピング] 葱、細切りチャーシュー、キュウリ
[卓上] Bペッパー、Wペッパー、醤油、ラー油、酢、塩

 

 

毎年食べ逃して後悔している夏場の名物を、今年こそは早期にクリアしよう。
11時過ぎ、まだ並びのない「八雲」を横目に通り過ぎ、「和利道 」の角を曲がるともう大勢の人だかりが見える。
池尻大橋一番の行列店だね。
それもリーマン軍と近所のおばちゃま達とが入り乱れる、不思議な行列の17番手に接続。

 

 

 

11時15分頃にオープンとなり、カウンター9席とテーブル2卓がちょうど埋まって中待ちトップ。
どうやら一順目はオール「冷やし葱そば」で、他には餃子以外注文なし。
皆さん事前注文してるので、既に厨房はフル回転でひたすらワンメニューを作っていて、すぐにファーストロットの6杯ほどが提供される。

 

 

私も待つ間に表題通り注文して、10分強で手前奥に着席となった。
仕切られていないが、案外ゆったりしている。

 

 

 

厨房内では多分お兄さんが麺上げ&水締め、弟さんが奥で盛り付け&タレ掛けを繰り返している。
15分ほど待って先ずスープが、ほどなくご本尊が登場した。

 

 

 

■ 冷やし葱そば(葱大盛)+スープ
はこれぞ町中華的な多加水中細ストレート。
水締め加減が実によく、引き締まった歯応えやモッチリ弾力性のみならず、水道水レベルの温度もこのメニューにフィットしている。
麺量は普通盛りでもたっぷり200g以上ありそう。

 

 

 

タレの何とも言えぬ味わいが、このシンプルなメニューに魔法の引きを与えている。
丼底に溜まったタレと、葱の上から回しかけられたタレが、2種類あるような気がしてならない。
丼底はゴマ油と塩・醤油、若干のお酢系を合わせた感じで、後者は僅かな辛味とニンニク香混じりの葱油かな?
風味高く、オイリーなのにすっきり、でも円やかな柔らかみがあり、とにかくクセになる。

 

 

全体を混ぜ合わせる。
極めて繊細にカットされたにはタレ味が十分に染み、ふわふわな食感で麺をコーティングするかのよう。
チュルチュル麺+粗刻みネギ的なラーショとは全く別の世界の、麺に寄り添う葱の姿がそこにある。
葱増しは正解、いやこの葱なら増し増しでも良かったぐらい。
絶妙な食感コントラストと魔法のタレ味のおかげで、飽きることがない。
時折り挟む細切りチャーシューの旨味とキュウリの食感が、またナイスなアクセントになる。

 

 

 

スープはチャーハンに付いてくるような薄味の中華味。
これは変に麺と絡めて味わうより、温かい口直し的にシンプルに飲んで楽しんだ。

 

 

■ 感想など
本日の定食「カニ玉」の注文が一件だけ入ったのを見届けて、支払いを済ませ店外へ。
12時少し前で、相変わらず20名以上の大行列でした。
やっと巡り合えた名作に、スコア以上に大満足。
タレ味や具に拘った創作冷やし全盛の時代に、これだけシンプルなメニューが老若男女を引き付けるのに納得しました。
次回は餃子&ビールからのコースで楽しみたいものです。
 
ご馳走様でした。