中華そば 薫風 @川崎市高津区 〜「ワンタン麺 塩」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば 薫風

川崎市高津区(梶が谷)


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【メニュー】ワンタン麺 塩
【価格】890円(ワンタン分150円含む)

[訪問時期] 2022年3月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] 
チャーシュー、肉ワンタン、メンマ、海苔、ネギ、柚子
[卓上] ブラックペッパー、一味、酢




「環2家 川崎店」の後は梶が谷に移動し、長らくBMしていた「かづ屋」ご出身店へ。
以前「たんたん亭」巡りをしていた頃に、定休日に突っ込んでしまい撃沈してからの課題店。
お店は記憶とガラリ異なる新しい建物で、実は昨年秋リニューアルオープンしたと後から知った。



12時15分、カウンターに1席だけ空きがあったが、その後はずっと待ちが発生。
当店には塩があり、かつて麺友さんが絶賛されていたのだが、どうも最近イマイチ評判が芳しくないのが気にかかる。
それでも塩を、もちろんワンタン付きでチョイス。




調理は寡黙な店主さんのワンオペ、ホール担当は奥様だろうか。




2杯ずつの丁寧な調理で、タイミング悪かったようで3ロット目になり、20分ほど待ってのご対麺。
整った麺線とトッピングの盛り付け方が、いかにも「かづ屋」っぽい。




■ スープ
あら、何と薄味で優しいこと。
知る限り「たんたん亭」系で最もお上品な味で、私の下品舌にはちょっと物足りない。
鶏ベースにライトな和出汁、そこに香味混じりの野菜ブイヨンを合わせたような出汁感も、この系譜で初めて出会う感じ。
個性と取れば悪くないけど、やはり塩気と出汁感の引っ張り合いが欲しいかな。
言いかえれば、あとひと押し感。
でも慣れると、罪悪感無しに案外グビグビいっちゃうタイプかも。




■ 麺
自家製の中細微ウェーブ麺。
加水高め?いや若干低めの麺を確り茹でて、優しい食感と喉越しの滑らかさを出した感じかな。
ちょっと捉えどころがないのだが、優しいスープにはピタッと嵌まってる感がある。
スープと麺味が重なった味わいも良い。





■ トッピング
肩ロースチャーシューが2枚。
レアロースト調理だと思うのだが、食紅や蜂蜜を使ったこの系譜伝統の吊るし焼きではない。
それでも肉感ある食べ心地や旨味でかなり美味しい。



系譜を感じるのは、3個のてるてる坊主型肉ワンタン。
軟らかい皮に肉餡がぎっしり詰まり、その生姜風味は丼内で一番の風味アクセントになっている。
シャキコリ食感のメンマも上々。
細い柚子皮が1本だけ入っていて、一瞬の清涼を届けてくれる。




■ 感想など
「たんたん亭」「かづ屋」の系譜を感じさせるのは、麺線、具の盛り付け方、ワンタンあたりで、その他は独自色を出しています。
系譜の踏襲が全てではないので、ファンとしては大歓迎。
但し今日の一杯は、個人的にスープの薄味がどうも刺さって来ませんでした。
他のパーツには共鳴しましたよ。
家系の後だから?うーん、駅前のコーヒーショップでお口リセットしたんですけどね。

ご馳走様でした。