らーめん 中村屋 @海老名市 〜「らーめん 塩」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らーめん 中村屋
海老名市(海老名)


【メニュー】らーめん 塩
【価格】830

[訪問時期] 2021年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、半味玉、小松菜、葱
[卓上] コショウ、七味、酢



海老名に移動して中村屋さん本店へ。
メディアに出まくっていた高座渋谷時代からいつかはと思っていたが、やっと機会が訪れた。
因みに今は閉じてしまった系列某店で食べた柚子塩が、私のRDB初レビューだった。
ハナからイオンで買い物と思っていたので、駐車棟を目指すと、その一階に意外なほど目立たない当店を発見。
イオンの駐車場は、1000円以上の買い物で3時間無料になる。



11時40分着、入口突き当りのタッチパネル式券売機で発券後、スタッフの案内でカウンター席へ。



冷たいおしぼりのサービスが嬉しい。
席間ゆったりめだが仕切りはなく、まあ先客はファミリー層中心でほぼテーブル席なので問題はない。


広い厨房内の中央では、七輪でチャーシューが炙られているが、排気が良いらしく匂いが来ない。
店長の天空落としを4回ほど見ている内に、私の一杯が登場した。



■ スープ
着丼と同時にフワッと鰹の香り。
スープは鶏主体の動物系に、節や煮干などの旨味を合わせたバランス清湯。
多めの香味油で案外まったりしていることと、初動で感じる独特なアクセントが特徴的で、これがニンニクなのかな?ちょっと掴めないうちに慣れてしまった。
塩気「厚木家」に慣れた舌に不足ないほどに効いている。
お兄さんの「ZUND-BAR」っぽくあっさり優しいイメージで臨んだが、出汁感より香味油と塩の輪郭がスープを引っ張っているように感じた。
まあ個性としては悪くない。



■ 麺
三河屋製のかなり細めなストレート麺。
加水やや低めだが極端な硬さではなく、サクプツとした歯応え、歯切れが軽妙。
喉越しも良いけれど、風味的にはちょっと控えめに寄り添う感じだったか。
こういうスタンスの麺を清湯に使う店は、最近ほとんど見なくなったけど、それが逆に新鮮に映る。



■ トッピング
チャーシューはそこそこ厚みのある肩ロース。
七輪で炙られるのを見ていたし、香ばしさにテンション上がったのだが、モソッとハムのように軟らかい食感がイマイチ。
好みの問題だけど、私はこの手のチャーシューからはワイルドな肉肉しさを感じたい。
旨味は確り詰まっている。



細切りメンマはショリッと、小松菜の茎も軟らかく茹でてあり、どちらも悪くないけど、食感的にハリのある食材がないのがバランス的にちょっと気にかかる。


■ 感想など
今となっては普通より美味しい位なラーメンでしたが、神奈川淡麗系の聖地に足跡を残せた満足感が、それを十分にカバーしますね。
淡麗スープに個性的な油、極細に近い麺、七輪で炙ったチャーシュー。
「麺処 懐や]」「らーめんMAIKAGURA」等の名店主を輩出したお店の特徴として、憶えておきたいと思います。

ご馳走様でした。