支那そば屋 こうや @新宿区 〜「雲呑麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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支那そば屋 こうや
新宿区(四ツ谷)


 
【メニュー】雲呑麺
【価格】1100円

[訪問時期] 2021年3月中旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[価格] 1100円
[スープ] 豚+鶏/微濁
[味] 塩+醤油
[麺] 細麺(170g位)
[トッピング] 雲吞、チャーシュー、メンマ、海苔、葱
[卓上] ホワイトペッパー、醤油、酢、ラー油



超久々に四谷の「こうや」さんへ。
かつてはラ本の常連で、旧店舗の火災前に数度お邪魔して以来なので、もう20年ほど経つだろうか。


11時半の開店間もなくで先客7名、ほどなく広い店内は7割方埋まってくる。
相変わらずの人気ぶり。
移転後まだ10年とのことだが、店内の色調や照明は重厚な老舗感があり、漢字中心の中華系メニューや、厨房とホール2名ずつのインドシナっぽい?スタッフも手伝って、不思議なオリエンタルムードが漂う。



創業者の弟さんという大将は、調理はその2名に任せて、黙々と仕込みに没頭。
慣れた平ざる捌きの麺上げからほどなく、かつてと変わらぬビジュアルの雲吞麺が登場した。



■ スープ
豚骨メインに鶏のトロ旨味を前面に出し、油少なめなこともあって、微濁な見た目以上にあっさり。
塩と醤油をミックスしたような味わいで、そこに溶けだした粉っぽい風味も嫌いじゃない。
序盤は出汁感も塩味もちょっとボンヤリと捉えどころがないが、慣れるにつれて深みが出てくる。
そんな印象も含めて、おそらく以前と変わらない素朴なスープが懐かしい。


■ 麺
加水中程度の細ストレート麺。
軟らか麺想定だったので、序盤のライトな咀嚼感と歯切れが逆に意外。
但し足は速いようで、やがてチュルムチッとしてくるが、同時にスープの馴染みも良くなる。
それはそれで悪くない。



■ トッピング
厚めな皮に肉餡たっぷりの大きな雲吞が、5個入っている。
肉餡はミンチのナチュラルな旨味に、五香粉系?の中華風味がほんのりと混ざる。
やや煮込み不足なのか、皮の襞の部分に生の粉っぽさが残っていたのが残念。



2枚のバラ煮豚チャーシューは、ホロヤワ食感も染み込んだ味わいも悪くない。
メンマはサクコリ食感のオーソドックスタイプ。



■ 感想など
多めな麺量に5個のでっかい雲吞を合わせると、おそらく茹で前300g近くに相当しそうなボリューム感。
これだけで腹一杯になります。
今風の洒落たラーメンとは異なる素朴な味わいのスープと、オンリーワンサイズの雲吞を、懐かしくいただきました。
創業者のお嬢さんが営む「徒歩徒歩亭」にも、一度お邪魔してみたいと思います。

ご馳走様でした。