らぁ麺 めん奏心 @島田市 〜「煮干しそば(汐)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らぁ麺 めん奏心 
島田市(代官町)

 
【メニュー】煮干しそば(汐)
【価格】960円

[訪問時期] 2020年10月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 煮干/半濁
[味] 塩
[麺] 平打ち中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、半味玉、紫玉ねぎ、葱
[卓上] なし



せっかく静岡県まで来たので、島田市の食べ〇グ静岡No.1店にも寄ってみることにした。
ナビに従うと7-11の駐車場に入ってしまうのだが、そこには駐車厳禁とお店の看板が立っていて、国道を200mほど行った小道から回り込む。
13時過ぎで店内満席!食券購入から数分待って右カウンター奥に着席。



券売機にはメニューボタンがたくさん並んでいるのだが、残っているのは「煮干し、鶏、和えそば」系とのこと。
券売機の左上、本日おすすめという「煮干しそば」に決め、醤油と塩(汐)が選択できると聞いて、迷いなく後者をチョイス。



どのメニューも結構いいお値段だなと思っていたが、店内掲示を見てなるほどと思う。
地産地消と無化調に拘り、「通常よりコストがかかるが、コストの為に素材の品質や安全性を落とす様な事は絶対に致しません」と。


スタッフさんが5~6名もいて活気ある店内。
店主さんがスープ担当、目の前で攪拌を繰り返しながら麺茹でされているのは二代目さんだろうか。
ほどなくご対麺。



■ スープ
今日の煮干は「大人味のビター仕様」と紹介されていたので、ニボグレ色のガッツリ系を想定していたのだが、登場したのは褐色系のスープ。
飲んでみると、そこそこヘビーな煮干が先制し、苦味・エグミ混じりの上質な旨味が広がる。
ライトな鶏あたりがベースを支えていそうな感じで、濃密で分厚い旨味を背景に君臨するニボ感が何ともバランス良い。
マニア仕様ではないが、幅広い層に受け入れられそうだ。
塩気はやや高め。



■ 麺
麺は自家製の、加水低めな平打ち中細ストレート。
滑らかな舌触りで喉越しよい柔らかな側面も持ちながら、噛んでみると結構反発感のあるザクプツ食感。
表情豊かな上に、甘味すら感じる小麦感がスープとジャストマッチする。
この麺はかなり気に入った。



■ トッピング
チャーシュー3枚、メンマ、半味玉、紫玉ねぎ、葱。



バラ肉チャーシューは軟らかく煮込まれ、旨味の詰まった赤身とトロンと甘い脂身のバランスが非常に良い。
仕上げにロースト処理でもしてあるのか、余分な脂がニボスープに干渉することもない。


短くカットされた太メンマはサクコリッとメリハリの効いた食感で、和出汁が良く染みている。
甘めほっこり系の半味玉、ニボスープに鉄板の紫玉ねぎ。
隅々まで計算され、丁寧に作られているのが伝わる。


■ 感想など
「食とは人に良いと書きます。」
素材本来の美味しさと安全性を前面に出しながら、スープ・麺・トッピングと3拍子揃えた逸品。
チャーシュー1枚で半味玉を外して800円位で出せば良いのに。。。などという序盤の邪念は、食べ終わる頃にはどこかへ飛んでいた。
ファンの方々も納得しているからこそ、朝の9時から行列が途切れないのだ。
次回は朝ラーで訪問して、別メニューも試してみたいものだ。

ご馳走様でした。