中華そば 深緑 @東松山市 〜「深緑白出汁+もろみポーク2枚」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば 深緑
東松山市

 
【メニュー】深緑白出汁+もろみポーク2枚
【価格】1100円+400円

[訪問時期] 2020年9月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚+魚貝/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー3種、鶏チャーシュー、メンマ、小松菜、ナルト、白髪葱
[卓上] なし



出遅れてしまったので、混雑が落ち着いてからかなと思ったものの、毎日テロのように上がる皆さんのレポにいても立ってもいられず。
そんな時に送迎付きのお誘いをいただき、即座に飛びついた。
10時過ぎに到着し、駐車場が空いているのにホッとしながら、シャッターズ10名強に接続。



定刻20分前に嬉しい早開けとなり、一順目の方々が店内に入っていったが、その後も来店客続々で、11時には25名超の待ち列になっていた。


その少し後に食券購入の案内があり券売機に向かうと、この日オープンされているボタンは「限定⑥1100円」と「プレミアムチャーシュー1枚200円」の2つのみ。
あとは全てマスクされていて、そこにどんなメニューが並んでいるのか、大変気になる。




プレミアムチャーシューは部位を変えた3種類からの選択制で、デフォで1枚載っているので、あと2種類も食べてみようと2枚買い足した。
食券を渡しながら、ラーメンは白出汁、チャーシューは1枚ずつとお願い。


白木のカウンター席は隣りと仕切られたゆったりスペースで、深緑色の高級感あるお盆にレンゲと箸がセットされ、これだけでも新店の方向性が窺える感じだ。



岩本店主の流れるようなオペに見入っていると、ほどなく着丼となった。



■ スープ
もう皆さんに紹介し尽くされているので、細かいスペックは割愛。
ブランド地鶏&豚にホロホロ鶏まで加えた動物出汁に、貝を軸とした何種もの魚介出汁を合わせていて、使用食材を見るだけで特別限定レベルの代物と分かる。
前面に出ているのは鶏の旨味で、余韻の手前で貝出汁がジンと絡んでくる。
いや、そんな単純な表現では伝えきれない、混然感と複層感、柔らかみと切れ味、出汁感とコク深さなど、あらゆる要素が四方八方から寄せてくるようなスープなのだ。
醤油は薄口メインに、おそらく微甘な白醤油をブレンドしたもので、これ以上ないバランスで出汁感と共存している。



■ 麺
麺は北海道産のブランド小麦ブレンドによる自家製で、やや扁平な中細ストレート。
しなやか基調の中に歯応えや歯切れの良さを感じる、メリハリの効いた麺。
香り高く、こういうタイプは大好きだ。
「四つ葉」さんは未だに製麺所に委託しているようだが、いずれ自家製に切り替えるのだろうか。



■ トッピング
追加分含め3種のチャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、小松菜、ナルト、白髪葱。


豚チャーシューは熊本産もろみポークの肩ロース、ロース、バラ肉。
どれも大ぶりなので、3種類ともなると重ねて載せるしかなく、手間はかかるが別皿にしたほうが、見映えもするように思う。
肩ロースとロースは低温調理で、どちらも逸品だが、特に印象深かったのはロース
熱入れ加減でパサつきがちなロース肉を、見事にしっとり軟らかに調理していて、肉質の良さと高い調理技術が光る。
それを凌ぐ美味しさだったのがバラロール肉の煮豚で、赤身の肉感と脂身の甘味の融和が素晴らしく、最近出会ったバラチャーシューの中では図抜けた感じ。
チャーシューは@200円でも増した甲斐があった。
  

知床鶏皮つきモモ肉のチャーシューも、ロールさせて低温調理したものだろうか。
単に軟らかいだけでなく弾力性と肉感に富み、ムネ肉に勝る旨味が滲み出る。


ナルトは小田原籠清の無添加モノで、先日の「砂田」さんでも感じたが、カマボコに近い上品な味わい。
メンマに良く染みた和出汁感も気に入った。


■ 感想など
「四つ葉」さんのアップスケール型新店で、至極の一杯を堪能。
この醤油の旨味があって成立しているスープかとも思うが、塩派としては、これを塩味で飲んでみたい気に駆られる。
「四つ葉」さんの塩は極めてレアだしね。
マスクされたメニューボタンも、大変気になるところだ。
この数日後には、10月は平日昼のみの営業と呟かれていたので、先ずはこの日に行っておいて良かった。
お連れいただいたIPさんに感謝。

ご馳走様でした。