中華そば イデタ @幸手市 ~「ワンタン塩そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

中華そば イデタ

幸手市(幸手)
 
【メニュー】ワンタン塩そば
【価格】950円(ワンタン150円含む)

[訪問時期] 2020年3月下旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 煮干/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、ワンタン、メンマ、玉ねぎ、葱


プレオープンから半月、いろいろ有って週末に時間が取れなかったので、平日埼玉での仕事帰りに寄ってみた。
駅から一本道を暫く歩くと、交差点の向こう角に大きな白看板が見え、真ん中に小さなお店のロゴ
猫がモチーフのこのロゴは、ラヲタラリー(シール)代表のあの方のデザインによるものだ。



着いたのが5時半頃だったので、店内はまだ余裕。
出田店主が私に気付き、それからは開店以来のご苦労についてマシンガントークが始まる。
和えそば(替え玉)率9割!が、仕入れと回転に影響していること。
行列が途切れないので、ほぼ通し営業みたいな感覚で、仕込みのため帰れない日が多いこと等々。
ワンオペの今は12席あるカウンターの半分だけを使い、メニューも基本塩1種類に絞って営業。
但しこの日は煮干の限定麺を提供していたようだが、私はデフォ麺を選択した。


程なく、クリアな清湯に流麗な麺線の一杯が登場。




■ スープ
澄み切ったスープに冴えわたる煮干の旨味
江戸の昔から、余りに清らかな水には魚が住まないなどと言われているが、このスープは魚だらけ
そのあたりのギャップもまた、店主さんの狙いらしい。
煮干は敢えてビター感を抑え、ピュアな旨味や、支える昆布等とのバランスを重視している。
老若男女に受け入れられる仕様で、逆に限定麺の煮干はニボ感解放バージョンなのだろう。
白醤油かな?仄かな甘味がさりげなく寄り添いながら、身体中に染み入って来る感じで、めっちゃ美味しい。



■ 麺
菅野製の細ストレート
ひと頃、煮干といえばこの麺的に使われていたタイプに近い。
茹で加減も硬めで、個人的にはパツポキ食感や風味共に、この麺のキャラをジャストに伝えていると思う。
麺リフト写真をご覧いただくと、硬質感が伝わるだろう。
但し、一般受けのためには、もうチョイしなやか感を出す加減が良いのかも。
そんなこと百も承知か(笑)




■ トッピング
チャーシュー、ワンタン3個、メンマ、玉ねぎ、葱。
赤身中心のチャーシューは、軟らかさよりも程よい肉感を前に出しているようで、もう少し厚みがあると本領発揮だろうか。


皮を大きめサイズに変えたというワンタンは、生姜が効いた肉餡が美味しい。



玉ねぎと葱を合わせた薬味は、土浦の某店の流れかな。


■ 感想など
麺顔を拝見した時点で背筋が伸び、食べ始めてからは、研鑽は嘘をつかないんだなと感じ入る。
ラーメン的には割りと穏やかだった幸手に、突如台風の目が登場した感じだろうか。
夜はやっと少し落ち着いてきたと伺ったが、いやいや後客続々。
店主さんのお話も、まあ総論は嬉しい悲鳴なのだが、お若くはないのでくれぐれもご自愛いただきたい。

ご馳走様でした。
改めて開店おめでとうございます㊗️