函館塩ラーメン 五稜郭
杉並区(荻窪)【メニュー】ラーメン+がごめ昆布
【価格】750円+150円
[訪問時期] 2020年1月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏豚+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、麩、がごめ昆布、葱2種
もう何年BMしていただろうか。
ついつい機会を逸していたのだが、GPさんのレポに触発されて漸くの初訪問。
ちょうど暖簾が掛かった直後で、3名のご婦人方が店内に吸い込まれていくところ。
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏豚+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、麩、がごめ昆布、葱2種
ついつい機会を逸していたのだが、GPさんのレポに触発されて漸くの初訪問。
ちょうど暖簾が掛かった直後で、3名のご婦人方が店内に吸い込まれていくところ。
函館ラーメンの歴史や使用食材についての細かい説明書きを読んでいると、全く苦にならない。
油少なめで、如何にも優しそうなスープから。
動物系に数種類の乾物魚介を合わせているが、その主役は道南産真昆布と猿払産のホタテ。
穏やかで円みある塩気を載せて、ナチュラルな甘味混じりの魚介の旨味がじんわり染みて来る。
海の滋養を身体で感じるような、爽快な美味しさ。
昆布も勿論だが、ホタテが良い仕事をしている。
オホーツクに面した猿払のホタテは世界が認める逸品で、昨夏現地で食べる機会を得たが、その甘旨味の素晴らしさに感動したものだ。
かなり原価をかけているね。
昔懐かしさのあるチュルッとした麺で、蘊蓄に「スープを良く吸う」と紹介されているのが分かるような気がする。
函館スタイルを楽しんでもらうため、麺の硬茹では受けない拘りようだ。
赤身主体の2枚のチャーシューには炙りが入り、適度な香ばしさがアクセント。
その健康への効能についての説明書きを読んだせいか、旨味と共に、隅々まで養分がみなぎる感じがした。
函館ラーメンの定番、お麩。
いや、だいぶ以前に函館の「あじさい」本店を訪れた時にも、麩が入っていたが、珍しいぐらいにしか思わなかった。
麩に一旦蓄えられたスープが、ジュワッと溢れて来る時に携える小麦の風味は、麺とも違って何か懐かしい。
自らオールドスタイルの函館ラーメンと謳っているが、いやいやどうして。
上質な素材を丁寧に炊いたスープと、綺麗に折り畳まれた麺。
私には飛びきりの洗練性をベースに、敢えて素朴さを纏わせたようにしか見えない。
派手さはないが、印象深い一杯だった。
ところで、帰り際には中待ちが3名いらしたが、シャッターズのおばちゃまたちは、まだ半分ほど残ったラーメンに時折り箸を運びながら、相変わらずお喋りに興じていた。
やれやれ。
ご馳走様でした。