タナカタロウ @荒川区 ~「ワンタン麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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タナカタロウ

荒川区(町屋)
 
【メニュー】ワンタン麺
【価格】950円(ワンタン200円含む)

[訪問時期] 2019年10月下旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 細微縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、肉ワンタン、メンマ、海苔、葱


一軒目から20分近く歩いて、この春開店のBM店へ。
今は外壁工事中のマンションの一階で、店先に店名表示はなく、「つけ麺、支那ソバ」と書かれた暖簾と行灯が目印



そこそこ奥行きある店内の、奥の左右背中合わせのカウンター席だけを使っている感じだろうか。
12時半到着で先客4名、後客7名、オープン半年ですっかり根を張っている様子だ。


店主さんは「ぬかじ」「松波ラーメン店」で修業されたとのことで、後者がベースと思われる「ワンタン麺」を口頭注文。
7分ほどでご対麺となった。



■ スープ
スープは熱々、油も少なめで、立ち上る湯気からフワッと魚介の香り。
飲んでみれば、もう瞭然とした「たんたん亭」系のスープで、節系主体に煮干の魚介を、鶏や豚が丁寧に支えている
染み入るような出汁感で塩気もちょうど良いのだが、この甘味は何だろう、白醤油かみりん系か。
この系譜では、矢口渡の「中華sobaいそべ」の白醤油で甘さを感じたが、それ以上かな。


GPさんの感想と同様にちょっと気になり、卓上の揚げ葱とペッパー少々で味を引き締める。
このあたりは好みの問題か。



■ 麺
三河屋製の加水中程度か若干低めな細麺で、僅かにウェイビー
ややチュルッとした口当たりながら、適度なコシと弾力性があり、そうダレも感じない。
風味も中々。
この系譜で三河屋製は初体験だが、何となく総本山や、かつて「八雲」でも使っていた大栄食品の麺とイメージが被る。



■ トッピング
チャーシュー2枚、肉ワンタン5個、メンマ、海苔、葱。


豚肩ロースのチャーシューは食紅に蜂蜜のタイプではないが、ローストっぽい歯応えとジューシーさは、かなり気に入った。


5個入った肉ワンタンも、生姜が確り効いた肉餡が美味しく、薄皮とのバランスも良い。


トッピングには質量共に満足した。


■ 感想など
「たんたん亭」系王道の作りを踏襲しつつも、随所に独自性が認められる一杯。
やや甘めなスープが気になったものの、麺の選択やトッピングの出来栄えは、逆に新鮮に響いた。
これでつけ麺は濃厚というのだから、二刀流の興味深いお店だ。
共に未訪の修業先2店にも、いずれ行ってみないとなるまい。

ご馳走様でした。