中華そば ひしお -醤- @つくば市 ~「ぬちまーす塩そば 特製」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば ひしお -醤-

つくば市
 
【メニュー】ぬちまーす塩そば 特製
【価格】900円(特製300円含む)

[訪問時期] 2019年8月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、先払い
[スープ] 豚+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、牡蠣、味玉、海苔、三つ葉、生姜、玉ねぎ


オープンから2か月近く、やーーーっと来れた。
猛暑のこの日、開店10分前で先待ち3名、定刻開店時には10数名が並ばれていた。


照明を落とし、軽快なJAZZが流れる店内に入ると、すぐに待合ソファがあり、広い厨房の前にカウンター席が4つ、一段上がったフロアに大小4つのテーブルがゆったりと配置されている。
壁に直接描かれた龍と虎の絵といい、どことなく大陸的な古家具といい、洒落オツな中華ダイニングバーみたいなお店の居抜きっぽい。



女性スタッフに表題を口頭注文し、その場で前払い


着席から15分ほどでご対麺となった。



スープ
鶏主体のベースに、かなり多様な魚介素材をバランス良く配したスープ。
どの素材も突出することなく、渾然一体的な魚介の旨味が、じんわりと寄せてくる。
以前と変わってなければ、塩ダレは沖縄の海塩ぬちまーすに「牡蠣醤」も使っていたようだが、貝の存在も明確には分からない。
優しい塩梅で、やや頼り無さげな出汁感が、飲むほどに心地好く伸びてくるような感覚は、正しく無化調ならではの響き方。
気付けば、美味しい美味しいとレンゲを往復させている。




三河屋製という、平打ち中太の手もみ風縮れ麺
オープン当初は細麺だったようだが、大きく変えている。
淡麗スープの絡みは良いとは言えないが、まずまずかな。
多加水麺ならではのプリシコモッチリ食感で、中々の小麦感。


トッピング
チャーシュー、鶏チャーシュー2枚、牡蠣、味玉、海苔、三つ葉、生姜、玉ねぎ。
デフォルトは素ラーメンらしいので。殆どが特製300円で追加になったもの。


分厚い豚バラチャーシューは、歯要らずトロットロの軟らかさ。
薄め上品な角煮風の味付けで、千切り生姜が良く合う。
2枚の鶏ムネ肉も、レア加減ジャストで美味しい。
牡蠣はコンフィだろうか。
プクッとした軟らかな身に、旨味がギュッと凝縮された絶品。



やや小ぶりな味玉も、黄身の流出寸土めのジャスト。


どの具も、かなり丁寧に作り込まれていると分かる。
これに色彩の華やかさが少し加われば、文句なしかな。


■ 感想など
美味しゅうございましたと箸を置きたくなるような、
上品さと丁寧さが滲む麺料理。
主張よりも調和
を重視し、その分スープの感想も表現しづらかったりするのだが、完食後の満足度は超高い。
お店空間の特別感
にも後押しされ、優雅にこの一杯を食べて、締めて900円という設定も極めてお得。
調理の引き出しも多そうなので、ますますのブレイク必至だろう。

ご馳走様でした。