味世屋食堂 @いわき市 ~「ワンタンメン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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味世屋食堂

いわき市

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【注文】ワンタンメン
【価格】 800円(ワンタン150円含む)
 
[訪問時期] 2017年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[具] チャーシュー、ワンタン、メンマ、カマボコ、ホウレン草、海苔、刻み葱
 
 
いわき市の食堂系で未訪問だった当店へ。
10時45分に到着すると既に開店済みで、ホール担当の女性スタッフに4人掛けのテーブル席に案内される。
 
 
先客は4名で、観光客用の待ち歩きマップを携えた熟年ご夫婦も含まれる。
厨房との境に掛けられたメニュー札に「ワンタンメン」を見つけ、迷わず口頭注文。
 
 
その厨房内は死角で見えないのだが、どうやらもうお一人の女性がワンオペしている雰囲気だ。
ほどなくご対麺となる。
 
 
 
スープ
ラーメンに関して言えば、東北の醤油は淡色で穏やかなタイプが多いのだが、そのイメージからするとかなり濃色
見た目通りに醤油カエシが先行し、本来なら自分の得意なタイプではない。
ところがこのスープ、鶏主体と思しきふくよかな動物出汁にじんわり絡む煮干魚介のバランスが秀逸。
仄かな甘味とビターな旨味のコンビネーションも良く、醤油の主張を柔和に落ち着かせている
不得手どころか、ノスタの極み的な美味しさに、思わずホッコリニンマリしてしまう。
 
 
 

加水低めな中細ストレートで、地元小名浜の諸橋製麺製だとか。
情報では硬茹でを推奨しているが、敢えてデフォ加減を試してみることにした。
ボソプニュッと確かに軟らかめながら歯応えもちゃんと残り、何よりスープとの馴染みが良いので、それほど気にならない。
麺量は150gほどだろうか。
 
 
 

チャーシュー、ワンタン、メンマ、カマボコ、ホウレン草、海苔、刻み葱。

2枚のチャーシューはロース系煮豚で、脂身が極端に少ないのでややパサっぽいのだが、肉の旨味は確り蓄えている。
 
 
ワンタンは小ぶりな肉餡を薄皮が包むタイプで、このタイプも勿論好き。
7~8個載っていたと思うが、半分ほどは引っ付いていて、チュルチュル食感を楽しめなかったのは残念。
 
 
    
まあ、ワンタンがこれだけ入って150円。
これだけ多彩なトッピングで〆て800円なのだから、ご愛嬌で済ませる範疇かも知れない。
 
 
■ 感想など
「食堂系ラーメンの最高峰」とでも称したくなる、ノスタな一杯を堪能。
2年前に訪れたチーナン食堂よりも少しだけ自分には響くラーメンだったが、その時は週末の混雑の中で慌しく食べたので、単純な比較は出来ないか。
チーナン食堂」同様、津波被害を乗り越えて人々に元気を与え続けて来たことを思うと、今なお胸が熱くなる。
今後もいわきの名物食堂として、両店とも末永く繁盛していただきたいものだ。
 
ご馳走さまでした