ラーメン 焔
那須塩原市
【注文】手打チャーシューメン
【価格】 880円
[訪問時期] 2017年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 中太麺(160g位)
[具] チャーシュー、メンマ、ホウレン草、刻み葱
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 中太麺(160g位)
[具] チャーシュー、メンマ、ホウレン草、刻み葱
開店時のシャッターズは10名強で、ほとんどが常連さんのようだった。
麺はそこそこの時間茹でているようだが、麺上げにタイマーなど使わない。
スープは寸胴から雪平鍋で直接注ぐので、一見目分量のようだが、実は丼に金具をつけて確り量っている。
麺上げ後に鶏油を回しかけ、手際よく具を載せた一杯が、自分の元に届けられた。
動物出汁の旨味溢れる清湯醤油で、濃密な出汁感でグイグイ迫るタイプ。
あっさりの部類に入るのだろうが、そこそこオイリーでもあり、イメージしていた白河ラーメンとはかなり異なる。
出汁は鶏主体に豚も混合と思われ、分厚い割りに個々の主張はは抑え気味で、奥で支えているはずの魚介系もほとんど感知出来ない。
やや捉えどころのないスープなのだが、動物出汁の旨味の厚み、濃口ながら一歩だけ下がった醤油、香ばしくコク深い油が、黄金比の如く素晴らしいバランス。
その合わせ技でグイグイ引っぱられる感覚だろうか。
自家製の中太ストレート。
ボコッとした麺肌でボソボソ食感。
コシはそこそこ強めで、小麦の凝縮が伝わる一方、気泡を蓄えていそうなスカスカ感も漂う。
今まで出会ったこともないかなり個性的な麺なのだが、この麺が不思議と旨いし、吸い上げ抜群のスープとの相性も良い。
この麺がベストかどうかは別にして、きっと生涯記憶に残りそうな印象。
麺量は160gオーバー位だろうか。
チャーシュー、メンマ、ホウレン草、刻み葱。
モモ肉と思われるチャーシューが10枚以上載っている。
燻香が漂うのは、炭火で焼いてから煮られたものなのだろうか。
スモーキーな肉の旨みも勿論だが、スープに落とす香りも特筆すべきもの。
「とら食堂」に代表される白河ラーメンをベースに、独自のアレンジを加えた一杯。
出汁・醤油・油のバランス良い濃コクスープ、ボソボコな自家製麺、アクセントの効いた具材が、経験したことのない焔ワールドを醸し出す。
評判が頗る高いのも、遠方からリピート客が押し寄せるのも頷ける。
少し時間をかけてでも、全メニュー食べ比べをしてみたいお店だ。
ご馳走さまでした。