田村屋 @佐野市 ~「ワンタンメン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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田村屋

佐野市(堀米)

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【注文】ワンタンメン
【価格】 820円(ワンタン200円含む)
 
[訪問時期] 2017年6月下旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 平打ち手揉み中太麺(170g位)
[具] チャーシュー、ワンタン、メンマ、ほうれん草、ナルト、刻み葱
 
 
週末、足利に行く用事があったので、その前に佐野で一杯。
嫁さん同伴でやや出遅れて11時20分頃に到着すると、店前に10名ほどの待ち列。
佐野市上位に名を連ねる名店店主たちを輩出し、「田村屋系」などとも言われるその本山なので、もっと凄い混雑も想定したが、これなら嫁の機嫌も悪くならないだろう。
 
 
しかも、ちょうど一巡目の方々が食べ終わるタイミングで、事前注文を挟んで15分ほどで座敷に着席することができた。
 
 
更に10分ほど待ってのご対麺。
 
 
スープ
塩と見紛うような淡色のスープをひと口啜り、思わず頬が緩む。
旨い。
鶏主体だろうが強い主張はなく、や薀蓄によると牛肉まで使ったとの動物出汁が、バランス良くコク深い
薄口の醤油カエシは円やかに輪郭を整えながら、あくまでも控えめで、余韻にじんわりと絡んでくる節系や煮干まで確りと感知できる。
この黄金バランスは好みど真ん中で、いきなりレンゲが止まらない。
 
 
 

自家製の青竹踏み手打ち麺に、手揉みを加えたピロピラタイプ。
やや強めのコシからモッチリの多加水麺だが、乱切りによる不揃いと不規則な縮れ形状で、多様な食感が入り混じるのが楽しい。
 
 
淡口スープと合わせると、バランス良く存在感を発揮する。
麺量は160g~170g程度だろうか、やや多めに感じた。
 
 
 

チャーシュー、ワンタン、メンマ、ほうれん草、ナルト、刻み葱。
 
 
チャーシューは厚みのあるバラ肉煮豚が2枚
若干の歯応えを残した絶妙の軟らか仕上げで、旨味の詰まった逸品。
 
 
小ぶりな肉餡を薄皮がバランス良く包んだワンタンが5個
薄皮のチュルリンコ食感も、肉餡の味わいも好みに近い。
 
 
サクコリなメンマ、色彩的にも貢献しているほうれん草ナルトなど、全てに隙のない仕上がりが印象的だ。
 
 
■ 感想など
さすが佐野ラーメンの名店、田村屋系の本山と思わせる一杯。
旨味と淡口醤油のバランス絶妙なスープ、当店ならではのコシの強めな手打ち麺、丁寧に作りこまれた具の数々。
この一杯が820円、ワンタン抜きなら620円で食べられるとは有り難い。
この系譜を中心に、佐野の名店巡りをしてみたいものだ。

 
ご馳走さまでした