古民家BAR HINATA
文京区(白山)
【注文】 グアンチャーレとキノコのカルボナーラ和えそば
【価格】 1200円
[訪問時期] 2017年4月中旬(平日) 夜
[注文方法] 口頭注文、後会計
[タレ] カルボナーラ風
[麺] 中細麺(160g位)
[具] グアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け)、シメジ、チーズ、乾燥パセリ
麺友さんと白山駅すぐの古民家バルを訪問。
ご贔屓店「麺庵 小島流」の小島店主さんと親交があり、先日はコラボもされたお店。
隠れ家的なお店はイタリアン&フレンチ基調のビストロで、特に牡蠣と肉料理にはかなり拘りをお持ちのご様子。
更に鶏清湯ラーメンや日替わりの和えそばを提供しているのだから、(麺友さんのような)呑み助ラオタには堪らない(だろう)。
■ バル
お通しのカナッペから美味しくてテンションが上がり、「おつまみ盛り合わせ」(1800円)でもう白ワインが1本空いてしまう。
5つの産地からチョイスした長崎県小長井産「生牡蠣」(@400円)もマジ旨。
「牡蠣のコンフィ、焼きネギのブレゼとホウレン草のソース」(900円)に至っては、今まで経験した洋風牡蠣料理のマイベストかも知れない。
■ グアンチャーレとキノコのカルボナーラ和えそば
麺類は鶏ベースの清湯と、和洋に囚われない和えそばが数種用意されている。
麺友さんは日替わりのジェノバ風なる和えそばを、自分は「Today's Special」に見つけた標題をお願い。
麺は中サイズの多加水ストレート、RDBに載せるからには勿論中華麺である。
確りと水〆を挟んだ茹で加減は驚きのアルデンテで、コシとモッチリ感のメリハリ感は特筆モノ。
麺量は150gオーバーほどか。
絡むソースは塩ダレベースに卵黄、クリームあたり。
麺の上から振られた粉チーズ、ブラックペッパーとのシナジーで、カルボナーラの味わいが完成する。
具はグアンチャーレとシメジ。
グアンチャーレとは豚の頬肉を塩漬けにして2~3週間熟成させたもので、本場イタリアのカルボナーラにはベーコンではなくグアンチャーレを使うらしい。
豚トロを巧みに加工したような脂身の旨さが特徴だ。
味わい的にはオーソドックスなカルボナーラなのだが、これがかなり美味しい。
中華麺に有りがちな引っ付きを全く感じさせないのは、オリーブ油あたりで和えているのか。
グアンチャーレやシメジを絡めた味わいと食感は病みつきレベル。
赤ワインとの相性が素晴らしかった。
■ 感想など
この業態で敢えてパスタでなく、パスタ風中華麺を出すのが不思議に映る。
ラーメン屋さんのパスタ風は数店で堪能したが、逆のバターンは初めて。
頬っぺたが落ちるような一品料理を食べている最中も、麺類には正直余り期待していなかったのだが、その美味しさには驚いた。
水〆や引っ付き防止等の拘りも並ではない。
ラーメン屋さんと比べると、1200円との値段がやや気になるぐらいか。
必ず再訪してまた絶品料理を楽しみながら、次回は清湯ラーメンをいただいてみたい。
ご馳走さまでした。