中華そば 馥
草加市(松原団地)
【注文】 中華そば+ランチサービス味玉
【価格】 650円
[訪問時期] 2017年2月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 豚骨+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち手揉み太麺(150g位)
[具] チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、ナルト、刻み葱
「NOODLE STOCK 鶴おか」からの連食です。
「鶴おか」さんから徒歩7~8分の当店を初訪問。
12時過ぎの店内は満席で、5分ほど中待ちをしてから着席。
壁に下げられたメニュー札を見ると、ご出身という「田中そば店」と似通ったラインナップに混じって、煮干や生姜の汁そばも提供しているようだ。
初回はデフォをと標題を口頭注文し、ランチサービスは味付玉子を選択。
このランチサービスは、17時まで「麺大盛・ごはん・のり・味玉・肉めし」のいずれかが付くというから嬉しくなる。
麺も細麺か平打ち麺から選択可能で、後者をお願いした。
■ スープ
豚骨と思しき動物系を煮干・節系の魚介が支える、クリアでサラッとした清湯。
そこそこ伝わる動物系の旨味に比して魚介系が弱めなのか、やや複層感に欠ける印象。
いや、魚介も確り炊いている筈だが、強めに君臨する塩ダレにやや埋没していると言うべきだろう。
「背脂こってりできます」との掲示も有るので、背脂を加えることでシャープな輪郭がやや円く緩和され、自分好みのバランスになりそうな感じだ。
それでも、魚介感を高めることには繋がらないのだが。。。
もっとも、このシャープさが好きな方も多いだろうから、これは好みの問題。
自分的には、ストレートな塩気に後半やや飽きを覚えた。
■ 麺
店内掲示には「北海道産“春よ恋”を使用し、手もみを加え」とある。
形状的には幅広のピロピラ麺で、加水高めなツルシコモッチリ食感。
通常なら淡麗清湯スープに勝ち過ぎると懸念するが、実はシャープな塩気を適度に拾い、自らの風味とジャストに同化させていた。
この麺を選択して正解。
麺量は150g程度だろう。
■ 具
チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、ナルト、刻み葱。
バラ煮豚のチャーシューは、やや小ぶりだが肉の旨味が詰まったものが3枚。
茶褐色の細切りメンマは、その色合いほどに濃い味ではなく、コリコリ食感がまずまずなアクセント。
チャーシューとメンマは出身元に良く似た印象だ。
大判海苔やナルト、たっぷりの刻み葱を載せ、更にランチサービスで味玉まで付くとは恐縮である。
その味玉は半熟度ジャスト、味付けも含めて好みだった。
■ 感想など
スープは強めの塩気が全体を単調に振っている感じで、ちょっと好みから外れたのだが、前述の通り背脂を足してみれば印象がガラリ変わるかも知れない。
麺や具については、普通以上に美味しくいただけた。
何より特筆すべきはコスパ。
デフォ650円でもお得感が有るのに、ランチサービスでそれが倍化する。
店主さんご夫妻?の丁寧な応対も印象的で、こういうお店には長く活躍して欲しいと願う。
ご馳走さまでした。