ラーメン 星印
横浜市神奈川区 (反町)
【注文】当日限定☆背油まみれ灼熱白湯味噌ラーメン地獄+ワンタン
【価格】 950円+200円
[訪問時期] 2016年6月下旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 豚鶏/白湯 +背脂
[味] 味噌
[麺] 中太麺(150g位)
[具] チャーシュー、ワンタン、炒め野菜、メンマ、挽き肉、刻み青葱
★このメニューは当日限定で、現在は提供されていません。
「麺や でこ」からの連食です。
当初の予定では曙橋の周年に向かうはずでしたが、地元のお友だちの情報にそそられて方向転換。
星印さんの味噌には、一度突き抜けた思い出がありますからね。
その時の背脂煮干味噌とは異なり、今回は豚骨白湯に焼き味噌を合わせるんだとか。
お昼少し前に到着すると外待ち約15名、てことは中待ち入れて20位か。
ところが今日は回転が悪く、先客の情報では厨房内ワンオペの沖崎店主が鍋を振って野菜を炒めてるとか。
そりゃ仕方ないと覚悟を決め、ダクトから漏れる香ばしい味噌のニホヒに身を委ねます。
中待ち椅子を経て着席したのは1時間20分後。
■ スープ
中待ち中に限定のネーミングを知って少し同様・・・「灼熱」とか「地獄」とか、どう考えても辛い系でしょ(^^;
でもそれは杞憂で、沖崎さん曰く「この限定を作る厨房の超暑さを自分が一身に背負ってる」ことをアピールする自虐ネタだとか(笑)
そんなネタ先行のネーミングとは裏腹に、ほど良い主張の味噌を重厚な豚骨白湯が支えるオーソドックス系の真面目(笑)なスープですね。
タレは2種の白味噌を一方は焼き、他方は生のままブレンドしたもので、その香ばしさと豊かな風味は特筆すべきだし、白特有の甘味も全く気にならない程度。
豚骨の旨味、炒め野菜の滋味、じんわり感じる生姜や節系、蕩けるような背脂のコク・・・足し算や引き算のカオスな妙味には感心します。
レンゲ止まら~ずで、欲を言えばニンニクがビシッと効いてたりしたら、更にど真ん中に近くなります。
■ 麺
この限定用に丸刃で切り出した中太麺で、これも支那そばや製でしょうね。
敢えて王道のシコシコ縮れ麺を使わず、うどんを啜るが如くの口当たりとモッチリ食感が印象的。
まったり濃厚なスープにこぼれる小麦感、有りですねこの組み合わせ。
麺量は150g前後だと思います。
■ 具
チャーシュー、ワンタン、炒め野菜、メンマ、挽き肉、刻み青葱。
スープに埋もれた肩ロースのチャーシューは、引き上げてみると実はかなり大ぶりなもの。
ヤワトロ系煮豚で、味噌スープとの相性は良いですよ。
5個200円で追加したワンタンは、肉餡ギッシリのボリューミーなタイプ。
ツンと感じる生姜で肉餡も美味しいし、スープとの相性も抜群。ウマシ!
スープで炒め煮された野菜はややクタ気味のもやしと玉ねぎで、オーソドックス系味噌はこれが有ると無いとでは満足感が異なります^^
材木タイプのメンマはフニャシニョ食感で、やや好みから外れ。
挽き肉は背脂と相俟って、スープにコクを与え続けます。
■ 感想など
これは本場北海道でも十分に通用しそうな本格味噌ですよ。
煮干を強く効かせた前作ほどの新鮮味はないのですが、沖崎さんの引き出しの多さを感じます。
ワンオペでの回転の悪さは目をつぶるとして、あの衣笠の味噌最高峰「大公」の3枚チャーシュー載せが830円だったことを考えると、ややお高め感がありますかね。
まあ、この日だけの素材の仕入れには限界もあると思いますが。
ところでこの日は、上野稲荷町のオンリーワン好き店主さんが、ご家族で遠征されて来てましたね。
横浜の街角で見るMちゃん、美しかったな~^^
ご馳走さまでした~