食い味の道有楽
【注文】初月の一杯☆天然柚子の撒き煮干蕎麦 D(あご1本追い炊き、肩ロース増し) 他
【価格】1300円[訪問時期] 2016年1月中旬(休日) 昼
[店内状況] 開店待ち1番目、後客多数
[注文方法] 券売機にて
[追加] あご1本追い炊き(200円)、ひき割り納豆と半ライス(200円)
[味] 鶏+煮干/清湯/醤油
[麺] 中細麺(140g位)
[具] チャーシュー2種、メンマ、ぜんまい、小松菜、海苔、天然柚子皮、刻み葱2種
今月の限定はこんな感じのバージョンに分かれます。
A( 900円):スタンダード、カエシは東丸醤油使用
B(1000円):Aに低温肩ロースを追加
C(1200円):カエシに八正醤油使用、あご1本追い炊き
D(1300円):Cに低温肩ロースを追加
オプションとして、あご追い炊き追加の場合は1本につき200円。
「地玉子と半ライス」、「ひき割り納豆と半ライス」のセットライスが共に200円。
で、私は「D」に加えてあご1本追加、ひき割り納豆ライスをいただきます。
指定の通りに食券を購入、ぶら下がったボールペンでオプション希望を記入。
店内に漂う煮干の香りが追い炊きによって一段と強まった直後に、JKの手によってそいつが登場。
■ スープ
鶏4割、煮干+昆布の魚介系6割の清湯スープとのこと。
新鮮なあご煮干がプンプン香り、じんわりながらパンチのあるニボ感が口一杯に広がります。
あご2本分で追い煮干をしていながら、エグミや過度のビター感を感じさせないのは流石。
鶏油と相俟ったふくよかな鶏感が後を追い、淡口ながら輪郭鮮やかな八正醤油が全体をバランス良くまとめて余韻へと。
この煮干の醸し出し方と素材を引き立てる八正独特な味わいは、当店ならではのものです。
このスープを更にシャープにして行くのが、天然柚子の風味。
徐々にスープに拡散する柚子感は、その強い香りと裏腹に、あくまでもスープの引き立てに徹した素晴らしいもの。
ネーミングにフィーチャーされる理由が良く分かります。
■ 麺
菅野製麺所製の中細ストレートは、レギュラーで使用してるものでしょう。
ツルッと滑らかな口当たり、強めのコシからややモッチリ。
このスベスベな麺肌、スープを良く持ち上げるんですよね。
当店ではスープや具の陰に埋没しそうな立ち位置ですが、麺も美味しいです。
麺量は通常よりやや少なめ。
■ 具
チャーシュー2種、メンマ、ぜんまい、小松菜、海苔、刻み葱2種。
そして前述の素晴らしい天然柚子皮を刻んだもの。
お馴染み紫峰豚のレアチャーシューは、何時もに増して鮮やかなピンク色。
歯がサクッと入る食感と蕩けるような旨味は、当店でしか味わえないもの。
厚み2cmほどの分厚いバラチャーシュー。
通常お目にかかってる炙りバラロールとは趣が異なり、此方もかなり美味しいですよ。
なぜラーメンにぜんまいを乗せようと思うのか、凡人には分からない発想ですが、これがニボスープにピタッとはまるから恐れ入ります。
小松菜も和なスープに良く合ってるし、メンマは何時も通り美味しいし。
相変わらず隙のない仕上がりですなあ。
■ 〆ライス
ひき割り納豆を半ライスと良く混ぜ混みます。
柚子ニボスープをたっぷり注いで、チャーシューをあしらったニボ納豆雑炊。
ハッキリ言って、これスッゲ~旨いですよ。
後半やや濃いめに感じた来たスープですが、雑炊でジャストな塩梅にリフレッシュ。
更に贅沢を言わして貰うなら、玉子も割ってTKG風にしたら昇天したでしょうね。
■ 感想など
それぞれの素材が活き活きと活躍してるのは何時ものことながら、このメニューのキープレイヤーは実は天然柚子。
上品ながら強い芳香を放ち、ニボスープには強すぎず弱すぎずの効果をもたらして。
一筋齧ってみると、そこいらの柚子とはレベルが違う風味であることが、一瞬にして分かりますよ。
更に煮干ファン向けの「追い炊き」設定も嬉しいですね。
今回は醤油カエシを2種類用意し、リピーター用にあご100%の裏スープも準備したと聞いてましたが、時間の制約で食べれず終いなのが残念です。
いや~今回も堪能させていただきました。
ご馳走さまでした~