酒場芸術論 -3ページ目

酒場芸術論

「酒場とは一つの芸術である。」を理念に、いや口癖に、
全国の酒場を巡る。そこで出会った人、肴、酒を芸術表現たるエレメントと見立て、そこここの酒場という一つの芸術作品を鑑賞していきます。
時には作品制作もしていきます。

無事帰国もし、あらたな日本での生活を再開する。

その前に、ネパールの、生地に関して書いておこうと思う。
まず、ネパールの伝統生地は「ダカ織」と呼ばれる手織りの織物。
{EA5E0A7B-45DF-461B-B931-68B7F9E02D92}
{D1A618D4-D70A-4E46-AC6E-0CB405BB51DE}

ダカ織の接写はありません。
基本は人と、や店先全体を一緒に撮ります。
この写真はダカ織生地で作ったバックを手売りして歩いているおばさん。
とても優しい笑顔。鼻ピアスが似合うね。
何と言ってもそのダカ織りの真髄は、カラーリング。たぶん、こういう、織物のカラーリングやデザインというのは、大体が全て意味を持っている。数々の神を表すシンボル、色の意味その全てを織り上げ、神性をもった生地になる。その生地を仏像に着せたり、巻いたりとすることもあるらしい。
そう、生地は神への捧げものでもあるのだ。
逆に天然繊維だけあって、大地から授かった、神からの授かりものでもある。
そういう、感性。日本人にはなかなかないのではないかと思う。もう、自分も本当に工業製品としてしか、見れていなかった。
そういう視点を今回身をもって養った気がする。
意味のある、生地をまとう。
その意味を、深く掘り下げたものづくりをやっていければ。皮肉にも今は、工業デザイナーとして、になってしまうが。

{8BD2E5B9-F392-46AB-A6DA-3773F1657A32}

これはダカ織りじゃないけれども、とあるコットン生地の山積みのお店。
このお店の奥にはミシンが置いてあって、お気に入りの生地で日常着を作ってもらう。
その日常着とは、

クルタスルワール。
{D0742739-6797-4776-B829-716B882BCD3C}

長いシャツ状のものがクルタ。
横にでっかいスリットが入っています。
そして、ズボン状のものはスルワールというもの。ゆったりとしたシルエットだが、裾あたりでゴムが入っており、萎んでいる。
また、素材はコットンの平織り。
基本女性はこのクルタスルワールの色を変え、デザインを変え、着回すというスタイル。もちろん、スルワールはゴムパンなんで、ベルトなんかせん。
一昔前はサリーを着るのが女性は主流だったが、最近は着付けも楽なクルタスルワールが一般的。今の若い子はサリーの着付けができないほど、サリーの存在感は薄くなっている。
日本の着物と同じっす。

{11CE0F3A-D2C5-46E5-8F8F-AB750B32C954}

ただ、最近は欧米ファッションも若者を中心に人気で、スキニーデニムにTシャツなんてスタイルも。男なんて、サドゥや先住民族ネワール以外は
デニムやハーパン+Tシャツスタイルがスタンダードな気がする。
{6039A922-D837-44AC-8E39-C1D2C090C629}

ネパールの生地に関しては、ネットで調べればいくらでもみれます。
ただ、前のブログにも書いたけれど、その風合いや色は現地の気候や光などによって、現地特有のものになっているので、こういった生地に興味のある方は、是非ネパールへ足を運んでみてください。
結構日本で、ネパールで作られたエスニックバックなどありますが、現地でみた方が綺麗でした。
現地の人の肌の色とのコントラストも関係するのかな。日本人の肌だと、ダカ織なんかは、なかなか映えないんだよなー。なんか浮くんだよなぁ。
日本人は濃く深いブルーや緑とか寒色系が似合ったりする。
{66217367-C62B-469D-977A-343E45DB31D0}

逆にインド人系の色が濃い肌の人は、パキッとした赤やオレンジがしっくりきます。
肌の色もファッションカラーのひとつとも言われるので、是非みなさんも自分の肌のカラーを意識したお洋服を考えてみては?


じゃ、ナマステ〜。


後記は、あと少し続きます。

追伸:昨日の帰国後すぐの焼き鳥最高やった。