夏のプレゼント　vol.１０　ｂｙ鬼神・交渉人Mr.J

こんにちは。
前田でございます。

そう
僕は、あの炎天下の夏の午後

喜神・交渉人Mｒ.J

のおかげで１０年ぶりのグランドへたったのだ。

少年達はとても優しく、面白く、
こんなアラサーのおっさんを快く迎えてくれた

中学生
『おっさん　甲子園でたん？』

TOSHI
『う、う、あんん』
（うろたえてサザエさん状態）

球拾いに近いポジションでのﾌﾟﾚｰだったが、
喜びにかみ締めながら楽しんだ。

交渉人はというと・・・

グランドを縦横無尽にまわり少年達を撮影していた。

中学生
『何の取材やねん？』
『スカウトとかきたらどうしよ～～＾＾』

中学生
『おっさん！！　これ何か載るん？』

交渉人
『あ、これ　　メンノンにのるよ～！！（メンズノンﾉ）』

中学生
『え～～～～～！！　　これメンノンに載るん！！？？』
『おーい、これメンノンに載るかもやて～～』

『ほんまかいな！！！』

っと

さらにヒートアップする少年達・・・

流石は交渉人・・・
少年達の心をものせるのがうまい・・・

そして

さらに

次の交渉へ進む。

交渉人
『この元甲子園球児に三球勝負させてやってくれないですか？』

何～～！！！

本当にいっているのか！！交渉人！！

以前

交渉人と一緒にお台場のパレットタウンのゲームセンターで
バッティングセンターでまったく打てていない僕を見てたではないか！！！

そんななか僕に恥じをかかせようとさせているのか
まさに鬼神・・・

いや・・・

僕に後悔させないために、こんな無茶な交渉を
してくれているんだ。
少年達の心をのせていたのも、この交渉への布石か・・・

流石は喜神

僕が浮き足だっているさなか

既に少年代表のエースが投球練習を始めた

『パン！！』

キャッチャーミットの音が気持ちよく鳴り響く

うろたえていた僕も、やる気まんまんの少年（斉藤君)
に10年ぶりの光景に武者震すら感じた

だが
相手はがむしゃらな中学生
スピードはまあまあだが、コントロールがいまいち

これは
まさしく

上杉　達也（タッチ）のようだった

となると・・・

僕は　

新田　昭夫（タッチ）か・・・

まさに男と男の大一番が繰り広げられようとしていた

第1球目！！
（ここからは代表のブログから写真を引用していきます)

ゴックン・・・
（つばを飲み込む・・・）

中学1年せいにては速いだろ・・・
（自分のレベルが落ちすぎているだけだろう・・・）

交渉人
（思いっきりいけ～～～！！）

交渉人はそれしかないからな・・・

そして
早くも第２球目！！

インコース高めへの
僕から見たら１４０Kmは出ているのではないかというストレート

・・・・・・・

思わず手を出してしまい

あっというまに２ストライクと追い込まれてしまった

大きく胸で深呼吸・・・

もはや交渉人からのサインなど聞こえてはいない
（思いっきりいけとのサインのみ）

心地よい緊張感だが
全く手が出ない

更にチキンハートな僕は
先ほどのインコースの１４０Kmのストレートにビビリ気味・・・

そして運命の第３球目！！

僕の目からは上杉達也の
渾身の１５０Kｍのストレートが僕を襲う

音でいうならば

チュキューーーーーーン！！！
（光速）

だ

･･････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・・

････・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

コシ抜ける

まさにこのことだろう・・・・

こんなスイング

現役時代だったら、コレだけで交代だろう・・・

思わず天を仰ぐ・・・

完敗だぜ上杉・・・

男と男のプライドをかけた戦いが終わった

と思ったそのとき！！

交渉人
『って待て待て～い
今のはなしだなし！！！』

！？

交渉人が慌ててもう一回だと

今までにない
がむしゃら、そして理不尽な交渉をしはじめた

こんな交渉人は初めてだ・・・

しかし
結果はもちろんOK

次の打席も、結果的には凡打で終わってしまったが、

喜神・交渉人Mr.Jと関西中学野球愛好会のみんなのおかげで
かけがえのない思い出をつくってもらった・・・

本当に、本当にありがとう（涙）！！