第3章 人材育成のコミュニケーション | 人材育成・組織マネジメントの引き出し

人材育成・組織マネジメントの引き出し

銀座コーチングスクール(GCS)東銀座校です。東銀座校では、ダイバーシティの時代、価値観の多様性を受け入れられる組織づくり、                  それに伴うマネジメント論、心理的安全性、コーチングなどを探究しています。

社内コーチング、1on1ミーティングの導入・改善のために

GCSコーチング入門講座

第3章 人材育成のコミュニケーション

 

<PR>----------------------------------------------------------

クラスA-基本スキル編 2024年1月開講
対面クラス
1/13・14(土・日)各13:00-18:00 THE HUB 銀座6丁目
オンラインクラス
1/20・21(土・日)各13:00-18:00 Zoom

 

▼詳細はこちら

社内コーチング・1on1ミーティングの導入・改善は、

銀座コーチングスクール銀座一丁目校

--------------------------------------------------------------

 

私は企業における人材育成のために、企業の人事部門や管理職の方々を対象に、

社内コーチング、1on1ミーティングの導入・改善を支援しています。

 

そうすると、時々このようなご質問をいただくんですね。

 

「コーチングは部下育成に万能なコミュニケーションスキルですか?」

 

いいえ、違います。

コーチングに過度な期待を持たれては困ります。

 

私はいつも、人事部門や管理職の方々に、人材育成、部下育成のために、

3つのコミュニケーションスキルを上手に使い分けられるようになってください。

とお伝えしています。

 

企業研修でいつもご覧いただいているスライドがこちらです。

 

組織を構成する職階は大きく、新入社員、若手、中堅、ベテラン、管理職に分けられます。

 

新人や若手は、まだ情報も知識もスキルも経験も少ないので、上司は教えることがたくさんあります。

これがティーチングです。

 

ただし、会社に入社する際には、誰もが何らかの夢・目標を持っているはずです。

これを見失わないように、また、想像と違っていた時にそのズレを解消するために、

夢・目標の維持や具現化、現実化、調整をおこなうために、

実情に即して本当に実現したいことを引き出します。

これはコーチングです。

 

「入社時の思いなんて、とうに忘れた」

なんて思わせたら、3年以内の離職の確率が高まるでしょう。

しっかりケアしなければいけません。

 

 

一方で、中堅、ベテラン社員。

中堅、ベテランになると、業務に関する情報、知識、スキル、経験は豊富にあります。

このような方々に対して、

目標達成や成長に向けて、良かれと思って、

あれこれ指示命令、提案、アドバイスをしても、うるさがられますよね。

話半分しか聞いていません。

このような方々には、自分に適したやり方などを見つけるために、

たくさん話をさせたほうが良いのです。意欲も上がります。

これがコーチングです。

 

 

このように、ティーチングとコーチングは、

相手の中にある情報、知識、スキル、経験などリソースの有無に適切に応じて、

●リソースが無ければ、教える

●リソースがあれば、引き出す

と使い分けられるようになることが、

人材育成にとっても、モチベーションを高める上でも、効果大です。

 

なお、カウンセリングとは医療カウンセリングのことではなく、

相手の気持ちをスッキリさせることを目的に、

たくさん話を聴いてあげる(傾聴)、受け止めてあげる(承認)ことです。

 

会社で、不愉快なことがあり、不平不満がたまった時に不満をぶちまけてもらう。

仕事上でショックなことがあり、すっかり落ち込んでいる時に、

つらい、悲しい、悔しいといった気持ちを吐き出してもらい、

早期に感情を平常心に戻してもらうようなことです。

 

この3つのコミュニケーションスキルを

相手のリソースに応じて、テーマに応じて、

上手に使い分けられるようになる社内コーチはまだまだ必要です。

 

社内コーチを目指す方々が、ますます増えることを強く願っています。

--------------------------------------------------------------

▼社内コーチング・1on1ミーティングの導入・改善は、

銀座コーチングスクール銀座一丁目校

 

▼コーチングを受けるなら

経営、組織、キャリアがテーマ エグゼクティブコーチ 向川 敏秀

--------------------------------------------------------------