第2章 コーチングのクライアントとコーチングセッションの仕組み | 人材育成・組織マネジメントの引き出し

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第2章 コーチングのクライアントとコーチングセッションの仕組み

 

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クラスA-基本スキル編 2024年1月開講
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1/13・14(土・日)各13:00-18:00 THE HUB 銀座6丁目
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コーチングのクライアント

前回の第2章では、コーチングの定義についてお伝えしました。

 

クライアントは「やりたい」ことをやり、「なりたい」自分になる

そのために、コーチはクライアントが決めたゴールまで送り届けることが役割

 

「やりたい」ことをやり、「なりたい」自分になる

コーチの助けが無くても、独力で猛進してゴールに到達できる人もいるでしょう。

 

しかし、時に人はなかなか目標達成できずに試行錯誤が続き、

迷走に陥ってしまうこともあります。

 

コーチングのクライアントはこのような人が対象です。

 

銀座コーチングスクールでは、レギュラークラスの中で、

クライアントについて以下のように定義しています。

 

「目標達成したい!」という意欲は強いが、

●これをやれば成功するという確信が持てず、行動に踏み切れない

●いつまでたっても行動できない

●行動したが思うような成果が上がらない

●新しい発想やアイディアが浮かばない

●気持ちが落ち込み、新たな発想や行動への意欲が高まらない

 

皆さんにも、このような状況に陥った経験があることでしょう。

 

このような時は、様々な人からアドバイスや提案を受けても、

すでにやったこと、もう分かっている、分かっているけど出来ないんだ!

といった話ばかりで、腹落ち感を得られないこと続き。

 

アドバイスよりも、私の話を最後まで聴いて欲しい

そう思ったことはありませんか?

 

では、コーチはどのように対応するのか?

 

 

コーチングセッションの仕組み

 

①何を話すのか?

クライアントは最初にコーチに壁にぶち当たっている悩みや不満、不安を打ち明けます。

「お悩み相談」ですね。

 

通常の対話であれば、聴き手は悩みや不満、不安の原因を掘り下げ、問題解決のプロセスに入っていきます。

 

しかし、コーチングでは、

その悩み・不満・不安を解決して「どうなりたいのか?」という問いかけから始めます。

 

つまり「目標達成したいこと」についてお話してもらうのですね。

 

このネガティブ思考から、ポジティブ思考への切り替えを促すことが、

コーチの最初の役割ともいえるでしょう。

 

クライアントは、気持ちを整え、なりたい自分、目標達成したいことについて話し始めます。

 

 

②聴く(傾聴)

コーチは、クライアントが話す内容だけでなく、

クライアントの表情やしぐさから伝わってくることをしっかり傾聴します。

 

 

③質問する

傾聴した後、ついつい人は、

アドバイス、提案、社内であれば指示命令したくなるものですが、

コーチングの世界では、原則禁止です。

 

その代わり、コーチはクライアントに質問します。

 

 

④考える

質問されると、人は質問に答えようとして一生懸命考えますよね。

そして、考えたことをまた話してくれます。

 

コーチはそれを傾聴し、質問し、また考えてもらい、また話してもらいます。

コーチングセッションでは、この流れをひたすら繰り返します。

 

 

⑤気づき

そうすると、何度も何度も考える中から、

クライアントには気づきが生まれます。

 

これが、ICFが定めるコーチングの定義

「思考を刺激し続ける創造的なプロセス」ということです。

 

 

⑥自発的行動

そして、いくつもの気づきを得る中から、

まずこれからやってみよう!

という自発的行動が決まります。

 

自発的行動は、能動的な行動であり、与えられた行動、指示された行動よりも、

実行しやすく、成果も上がりやすいです。

 

コーチングセッションの最後に、自発的行動を決意していただき、

セッション後に行動に移すことによって、

次回のセッションでは、目標達成に向かって一歩前進した、少し自信が持てた

といった感想をいただき、クライアントの成長を実感することができます。

 

これが

コーチは、クライアントが決めたゴールまで送り届けることが役割

という意味です。

 

 

⑦信頼関係

ただし、聴く、質問する、これを繰り返すだけでは、

なかなかクライアントは気づきを得られることができません。

心から安心して、気持ちよくたくさん話すことができていないのです。

 

このコーチングの仕組みが機能するためには、

クライアントが本音で話せる

クライアントとコーチの間の信頼関係(パートナー関係)を築くことが必要です。

これが、ICFが定めるコーチングの定義

「コーチとクライアントがパートナー関係を築くこと」です。

 

 

 

くれぐれもお伝えしておきますが、

コーチングは、クライアントの目標達成をサポートし、

クライアントの成長を促す役割です。

 

したがって、これはコーチにもよりますが、

私は、目標の無い人、目標が分からない人は、コーチングの対象としていませんので、

ご注意ください。

 

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