猿の惑星 キングダム
2024年作品/アメリカ/145分
監督 ウェス・ポール
出演 オーウェン・ティーグ
2024年5月17日(金)、新宿ピカデリーのシアター9で、16時15分の回を観賞しました。
今から300年後の世界、猿たちは絶対的支配を目論み、巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方、人類は退化し、まるで野生動物のような存在となっていた。 そんな世界で生きる若き猿ノアは、ある人間の女性と出会う。 彼女は人間の中で“誰よりも賢い”とされ、猿たちから狙われていた。 猿と人間の共存は不可能なのか。はたして、この世界で生き残るのは(以上、公式サイトからの引用)、という物語です。
社用で外出していたところ、思いのほか早く仕事が終わったので業務を切り上げて映画を観ることに。重たいドラマは嫌なので気軽に観られそうなこちらを選択しました。またまた新しいシリーズが始まるのですね。テレビでは、〝なんて素晴らしい日なんだ!!〟と叫んでるゴリラが印象的ですがー。
《短い感想です》
面白かったです。ただ、特に期待値を上回るようなところもなくて、なんというか気軽に観るのがぴったりな感じでした。これは、オリジナルの「猿の惑星(63)」シリーズがアイデアから何から出色の出来なので、それを観てしまえば他は現代の技術を駆使したリブートということにしかならないから仕方ないかと。
全体を通して若い猿ノアの成長譚なのですが、まだまだ青二才でパッとせず、師を必要としているんですね。一方で悪役のゴリラ(プロキシマス)のほうがハッタリの効いた迫力あるリーダーなのです。そのノアが後半からぐんぐん成長し、一発逆転していくところが見どころ。最後まで飽きさせないのはハリウッド映画ですね。
前のシリーズを観ているからこそ、〝あー、このシーンは、あれかー〟と思えるところもたくさんありました。例えば、猿たちが人間が創り出した文明に出くわすところ。しゃべる人形を見つけ、猿たちがショックを受けるのですが、そのインパクトは断然オリジナルのほうが優っているような。女性の名前もですね。
まあ大きなスクリーンで観た方がいいのでしょうが2000円!出すならレンタルでもいいんじゃないかと。続編は時間があったら観ます、という感じです。
✴︎クライマックスのシーンは、あることを思い出させて、観ているのがかなり辛かったです。
この項、終わり。