マエストロ その音楽と愛と(Netflix) | アレレの映画メモランダム/休日は映画の気分

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マエストロ その音楽と愛と(Netflix)


2023年作品/アメリカ/129分

監督・出演 ブラッドリー・クーパー

出演 キャリー・マリガン


2024年2月12日(月)の午後、自宅で観賞しました。


レナード・バーンスタインとフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインがともに歩んだ生涯をたどる、大胆で情熱的な、類まれなる愛の物語。人生と芸術へのラブレターである本作の核心にあるのは、感動的に描かれた壮大な家族と愛の姿(以上、公式サイトからの引用)、を描きます。


アカデミー賞絡みのNetflix配信作品の3本目は「マエストロ」。「マエストロ」だけだと他にも同名の映画があるので「その音楽と愛と」というサブタイトルがついてます。レナード・バーンスタインというと映画ファンなら「ウエストサイド物語」の作曲家として知るところですが、彼の夫婦愛を中心にした半生を描いたドラマになります。うーん、微妙でした。



《短い感想です》


レナード・バーンスタイン、アメリカ人として最初の国際的指揮者であり、作曲家そしてピアニスト。ミュージカルでは「踊る大紐育(51)」(原題はOn the Town)、「ウエスト・サイド物語(61)」で有名ですが、この映画のなかでは〝三人の水夫がニューヨークで馬鹿騒ぎする〟〝ロミオとジュリエットを下敷きにした〟のように間接的に表現されてました。


それくらいのイメージしか無かったので、Wikipediaで少し彼の背景知識を仕入れてから観賞することにしました。それがあったので、ドラマ中の〝ミュージカル〟〝マーラー〟〝ミサ曲〟など、彼にゆかりのある楽曲の使われ方を楽しむことができました。また、彼の人格や同性愛などの私生活に関する描写も、知ってから観る方が面白いかもしれません。


しかし本作で感情移入できるのは彼と妻のフェリシアのドラマ。レナードが彼女と出会うところから、いかに二人が影響を及ぼしあってきたか。むしろ本作の主人公は夫に翻弄されるフェリシアだと言ってもいいほど。彼女を幅広い年齢にわたり演じたキャリー・マリガンが素晴らしく、王道な彼女の演技が(ポリコレが無ければ)アカデミー賞主演女優賞を取るのでは。


モノクロ画面や派手なテクニックを駆使したカメラ、編集、特殊メイクには目を見張ります。ただドラマは、音楽家としての面と私生活の面がどっちつかずの感があり、掘り下げが弱かったですねー。




トシのオススメ度: 3

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3 良かったです
2 アレレ? もう一つです
1 私はお薦めしません


マエストロ、の詳細はこちら:公式サイト


この項、終わり。