ゴールデンカムイ | アレレの映画メモランダム/休日は映画の気分

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ジャンルや新旧問わずに週末に映画館に通っています。映画の感想から、映画がらみで小説やコミックなんかのことも書ければ。個人の備忘録的なブログです。


ゴールデンカムイ


2024年作品/日本/128分

監督 久保茂昭

出演 山崎賢人、山田杏奈


2024年1月21日(日)、新宿ピカデリーのシアター1で、10時00分の回を観賞しました。


舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることに(以上、公式サイトからの引用)、という物語です。


原作コミックは未読です。予告編以外の前情報なしで観ての感想になります。あ、出かける直前に新選組ファンのママさんが、〝土方さんと、永倉新八が出てるよー〟ということを教えてくれました。新宿ピカデリーではいちばん大きな箱での上映でしたが、結構なお客さんが入っていたように思います。山崎賢人さん目当てなのか、女性の方も多かったですね。



《短い感想です》


オープニング、1904年の日露戦争における二百三高地の激戦が描かれてます。この戦いについて詳細を知りたい方は「二百三高地(80)」をぜひご覧ください。中学生の頃に父に連れられて弟と千日前の国際シネマで超満員のなかで観賞。この激戦のなかで不死身と言われた杉元という青年を主人公に、北海道に隠された金塊をめぐる冒険活劇が展開されます。


このオープニングのシリアスさをよそに、本編のほうは、よくも悪くもコミックの映画化というのが第一印象です。主人公にコメディリリーフ的な相棒がつき、女性パートナーが活躍をするというのも定番の設定。キャラクターたちがコミックから抜け出してきた感じ(コスプレ)で、あまりに人間離れした活躍をするのは、なんでもありで私には少し興醒めでした。


こういうのは原作ファンの方には嬉しいところかもしれませんね。複数の囚人の刺青を繋ぐと財宝のありかが分かるというコンセプトは、寺沢武一さんの「コブラ」でも三姉妹の背中で展開されていたのを思い出しました。そのアイデア自体は面白いしワクワクもするのですが、本格的な展開の前に映画が終わってしまうのです。なので本作は序章的な感じ。


アイヌの文化に触れることができるのは興味深かったですねー。クマやオオカミの扱いも良かった。そして、山田杏奈さんの〝◯◯◯〟連発とか、見どころはたくさんありますので飽きませんよー。とにかく、コレカラです、笑。






トシのオススメ度: 3

5 必見です!!
4 オススメです!
3 良かったです
2 アレレ? もう一つです
1 私はお薦めしません


ゴールデンカムイ、の詳細はこたちら: 公式サイト


この項、終わり。