「地球に住めなくなる日」書評 後半 | アフターコロナを生き抜く!これから起こる変化について発信するブログ

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コロナ後は価値観の変容が起きます。新しい時代に向けた準備をはじめましょう。テーマは環境保護、自然農、瞑想、健康食品など、興味があればコメントください!

こんにちわ!



通販コンサルタントの小菅です。




本日は「地球に住めなくなる日」という本の

書評第二弾です。




□この本の作者
 
 デイビッド.w.ウェルズ

□構成

1部
 気候崩壊の連鎖がおきている

2部
 気候変動によるさまざまな影響

3部
 気候変動の見えない脅威

4部
 これからの地球を変えるために



本日はこの本の後半部分

3部
 気候変動の見えない脅威

4部
 これからの地球を変えるために

についてお話させていただきます。



一部、二部では今の危機について

論じれらていますが


3部では、見えない脅威と題して

人類の歴史、資本主義、政治など

環境に影響を与えてきた背景について

語られています。





そもそも資本主義を選択した人類が

いけなかった。


数世紀にわたって

化石燃料を燃やし続けて

二酸化炭素を大気中に

ふりまいてきたことが

根本原因。


人類は大変に便利な生活を享受してきましたが

引き換えに

地球環境は大変な悲惨な状況になってしまいました。





今まで資本主義は将来にわたって成長しいく、

そしてすべての人が恩恵を

うけるという御旗のもとに進められてきましたが

環境崩壊でその約束が台無しにされる

二つの流れを加速しています。



一つは恒久的な経済後退のような状況を作り出す。


もう一つは所得格差の広がりで貧しい人たちが

露骨に痛い目にあう。




資本主義は崩壊し、

人類はかつてない危機に遭遇しようとしています。





そして4部はこれから人類が取り組んで

いかなければならない課題について

語られています。


人類は責任をとらなくてはなりません。


食い止める手段はあります。



脱炭素社会、100%再生可能なエネルギーシステム
農業の抜本改革、肉無し社会の実現




具体的には


・税制を使って化石燃料を急いで廃止する。

・農業のやり方を変える。

・牛肉と乳製品に偏った食生活をやめる。

・グリーンエネルギーと二酸化炭素回収への公共投資に力を入れる。



一例として

農業改革を挙げると、    

今の世界全体の耕作面積の1/3を森林にしないと

温暖化を防止することはできないそうです。





短期間で森を創るなんてことは

人間には無理です。


でも、やらなければならない。


状況は大変厳しいことがここからもわかります。



ネガティブエミッション技術というものも

解決策です。


ネガティブエミッションとは>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

過去に排出され大気中に蓄積し、

温室効果の最大要因物質とみなされる二酸化炭素(CO2)を

回収・除去する技術のこと。 

具体的には、バイオエネルギー利用によるCO2の回収貯留

(BECCSと呼ぶ)や直接空気回収(DACと呼ぶ)、

海洋吸収の促進、農耕方法の転換などが挙げられる。

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ただし費用がとんでもないです。

300兆ドルかかります。

世界のGDPの4倍。

誰が払うのか?






二回にわたっては「地球に住めなくなる日」という本の

書評ということでお話させていただきました。






ぜひご参考になれば幸いです。


最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


ではまた。