フィレンツェ大聖堂、番外編その2 | イタリア『フィレンツェ』情報局

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テレビや旅行ガイドでは知ることのできない、
生の、今の『イタリア』をお届けしていきたいと思います。

ちょっと日が空いてしまったけど、

『落書き事件』の続きです。

こちらも、『ジオットの鐘楼』同様、

頂上に辿り着くまでの階段も、

あらゆる言語での落書きで埋め尽くされています。



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(一応、名前は隠しておきます)


クーポらのてっぺん、

赤レンガのドーム部分のさきっちょですね、

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ここにも、


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こんな感じです。

壁や柱にビッッッシリです。

実に嘆かわしい事ですね~(_ _。)


ですが、一連の報道で実名が報道されたり、

処罰されてしまった方というのが、

気の毒に思う部分があるのです。

と言うのも、本当に世界中の人達が落書きしているのです。


誤解の無い様に記しておきますが、

決して『落書き』を許すわけでも、

してしまった人達を、擁護するわけではありません。

彼等があの時叩かれてしまったのは、

フルネームを書いてしまったり、

学校名を書いてしまったりで、

足がついてしまったわけです。

そういうことを書かずにいて、免れた人というのが沢山いるわけです。

そういう人達が、

自分の書いた物がテレビに映し出されたのを見て、どう思うのか。

喜んだりする人もいるのではないでしょうか。

あの時の人たちは、『日本人のモラルの低下』というのを訴える為に、

『マスコミに使われてしまった』といった感がします。

確かに、日本人の道徳観念は低下しているようですが、

それでもまだ世界レベルで言えば、

『礼儀正しい日本人』、『おとなしい日本人』なんですよ。

こちらイタリアでは、あの時の日本の対応に対して『厳しすぎる』、

という意見が圧倒的でした。

『落書き』は、『重要文化財だから』ということではなく、

公共の場でしていいものでは絶対ありません。

訴えるのは、そこだけでよかったんじゃないかな~、

というのが、あの時自分の目で見た感想です。



話はちょっと変わって、

『モラル』って言葉を今回使ったけど、

じゃ~イタリアってどうなんだろう?


上から見たフィレンツェは確かに美しい


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この『上から見た』、というところが重要なのです。

この意味がどこに続くかというと、










次回で~す('-^*)/

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