ちょっと日が空いてしまったけど、
『落書き事件』の続きです。
こちらも、『ジオットの鐘楼』同様、
頂上に辿り着くまでの階段も、
あらゆる言語での落書きで埋め尽くされています。
(一応、名前は隠しておきます)
クーポらのてっぺん、
赤レンガのドーム部分のさきっちょですね、
ここにも、
こんな感じです。
壁や柱にビッッッシリです。
実に嘆かわしい事ですね~(_ _。)
ですが、一連の報道で実名が報道されたり、
処罰されてしまった方というのが、
気の毒に思う部分があるのです。
と言うのも、本当に世界中の人達が落書きしているのです。
誤解の無い様に記しておきますが、
決して『落書き』を許すわけでも、
してしまった人達を、擁護するわけではありません。
彼等があの時叩かれてしまったのは、
フルネームを書いてしまったり、
学校名を書いてしまったりで、
足がついてしまったわけです。
そういうことを書かずにいて、免れた人というのが沢山いるわけです。
そういう人達が、
自分の書いた物がテレビに映し出されたのを見て、どう思うのか。
喜んだりする人もいるのではないでしょうか。
あの時の人たちは、『日本人のモラルの低下』というのを訴える為に、
『マスコミに使われてしまった』といった感がします。
確かに、日本人の道徳観念は低下しているようですが、
それでもまだ世界レベルで言えば、
『礼儀正しい日本人』、『おとなしい日本人』なんですよ。
こちらイタリアでは、あの時の日本の対応に対して『厳しすぎる』、
という意見が圧倒的でした。
『落書き』は、『重要文化財だから』ということではなく、
公共の場でしていいものでは絶対ありません。
訴えるのは、そこだけでよかったんじゃないかな~、
というのが、あの時自分の目で見た感想です。
話はちょっと変わって、
『モラル』って言葉を今回使ったけど、
じゃ~イタリアってどうなんだろう?
上から見たフィレンツェは確かに美しい
この『上から見た』、というところが重要なのです。
この意味がどこに続くかというと、
次回で~す('-^*)/