トスカーナ産オリーブオイル
今年のイタリアは春から続く雨不足からの大旱魃と夏の酷暑で各地で農作物に大きな被害がでました。
公表されている数字はこんな感じですが実際はもっと酷いのかもしれません。
そんな中で特に懸念されるのは昨今報道されている偽オリーブオイルがさらに増えるのではということですが
トスカーナ産と言いながら他の州から持ち込んだ実を混ぜたり、悪質なものになると
イタリア国外から持ち込んで搾油したものを「トスカーナ産」と称して販売したりする
悪徳業者が後を絶たないことです。しかもそれが大手メーカーだったりするから驚きです。
そんなことから皆さまにご案内していますオリーブオイルは正真正銘トスカーナ産であることを
証明するのも重要だと考えていました。
トスカーナ産のオイルにはオイルの農協が定めるナンバリング入りのシールが
ボトルのネックのところに貼られています。
いつもはノヴェッロの場合「一日も早く」を最重要視するため分析などの過程を経てからの証明書取得に時間のかかる
このトスカーナシールは貼らずに送っていたのですが
今年は収穫量が少ないこともあり混ぜ物をしていないという証明をきちんとすべく
多少時間はかかりましたがこの証明書をとり全てのボトルに貼りました。
ボトルは当然なことながら遮光性で、キャップは液だれ防止かつ外から注入できないものです。
オリーブオイルの単価を下げるために透明なボトルなどがありますがもうそれは論外ですね。
とまぁ真面目に書きましたが、いやはやこの証明をとるのにどんだけ時間がかかったか・・・・
成分分析からの書類仕事。ただでさえ仕事が前に進まないイタリア
お役所においてはヒドイものでもう羽交い絞めにされてるかのように前に進めませんでした。
私のオイルを首を長くしてお待ち頂いてる皆さまには本当に申し訳ない気持ちと
農協への怒りの気持ちとでいやはや大変なストレスでした
お手元に届いたボトルのネックにナンバリングをしたToscana マークのシールがありますが
こちらの農協のサイトのページを開かれて上の空欄に容量、下の方に番号を入れられると
そのオイルの詳細がでてきます。
時間がかかっても安全で間違いのないものをお届けするためにちょっと時間がかかってしまいましたが
間もなく荷物は日本の空港に届きます。
今しばらくお待ちくださいませ。
11月1日
今日は何だかぞろ目な日ですが、ここイタリアは祭日です。
諸聖人の日で明日は死者の日。(ただ明日は平日です)
全ての聖人と殉教者を記念する日でイタリア語では Tutti i Santi とか I Santi とか Ognissanti とか呼ばれます。
明日は平日なので今日お墓参りに行く人が多いのですがそのせいか昨日は
花屋やスーパーではいつにもましてたくさんの花が売られていました。
いよいよ11月・・・・・
先週の土曜日にサマータイムも終わり冬時間となり寒い季節がそこま来てるのかなとか思っていたら
今朝リコッ太のお散歩に行った時になんか真冬並みにさむくない?と呟きつつ
戻ってスマホで温度を見たら
1℃
にしても寒すぎない?
いやいやどーりで寒いわけだと思いつつ、卓上コンロを買って鍋しようかな・・・とか
ついつい思ってしまうのです。あーおでん🍢が食べたい…(遠い目)
まぁイタリアは鍋ってのはしませんが(この人たちってシェアをするのが基本きらいだからか、熱々がだめだからか・・・・鍋美味しいのにな・・・・)これからの季節はスープが頻繁に登場します。
そして私の住む地方はリッボリータというスープが代表選手
色々な野菜に豆にパンに、特に黒キャベツという巻かないキャベツは欠かせません
何度も繰り返し煮るので「リッボリータ」
(画像拝借)
熱々のスープの上にエキストラバージンオリーブオイルをまわしかけて旨味を引き立てます。
と久しぶりに再開した感のあるブログなのに何もなかったように
普通の内容を書きながら「いいのか、それで」みたいな罪悪感の欠片はありますが
ウォーミングアップのような感じで大目にみてください。
ところでそんな中、愛犬リコッタは今日もお庭でノンビリ過ごしていました。
先日、美容院で40分立ちっぱなしの後に立てなくなってしまって読みが甘かったことを大反省したのですが、
その後は本人のペースでゆっくり散歩に行ったりしてリハビリのような感じの日々です。
危なかった夏を越し、大好きな冬が近ずいているので病気がよくなることはなくても
進行せずに穏やかに過ごせたらいいなと思っています。
そして皆さまにご報告があります。
もうかなり前、去年の夏のことですが、リコッタと少しでも一緒の時間をつくるために宿を小さな所に変わりました。
今年はリピーターの方々にたくさんお越し頂いたのですが、そろそろ本腰いれようかと。
ようやくホームページも完成しましたのでどうぞご覧ください。
またこちらではご好評いただいております新油の販売も行っています。
そんなわけでどうぞ今後ともリコッタともども宜しくお願いいたします。