トスカーナのアグリツーリズモ -3ページ目

今朝は放射冷却でグンと気温が下がりました。写真のリコッタは去年と一昨年のもの。寒いと俄...

ありがとうございました!

先月よりご予約・販売いたしましたオリーブオイルの新油はおかげさまでご予約開始から即完売となりました。

お買い上げいただいたお客様お一人お一人にこの場をかりてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

 

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今年は大旱魃に加え酷暑の夏でオリーブの収穫量も例年の半分以下。

当然のことながらオイルの生産量も激減しました。

一時は十分な量があるだろうか・・・と懸念されましたが何とか販売希望数を確保することができました。

 

今年のように収穫量が少ないと他所の国から持ち込まれ「トスカーナオイル」と偽造されることもあるため

時間はかかったものの農協からトスカーナ産である証明のラベルもつけお届けすることにしました。

 

ノヴェッロは搾油後すぐにボトリングしているため時間がたつと澱が沈殿してきます。

お買い上げ頂いたお客様には既にご存知かと思いますが沈殿物はオイルの質には何ら影響はございませんので

ご安心ください。

そして現在ステンレスタンクでゆっくりとその澱をしずませてその段階でボトリングするオイルをつくっています。

フィルターを通すと早いのですが大切な風味までとんでしまうことがあるため時間はかかるものの

自然に沈殿するのを待っています。

 

そしてこのオイルをボトリングしてまた日本にお届けする予定です。

次回の皆さまへのご案内は来春くらいになると思います。

それまでどうぞノヴェッロを惜しみなくドボドボとお使いくださいませ。

 

それから新しいお知らせあります。

うちの宿のお客様ならご存知のモンタルチーノの素敵なアクセサリーショップ。

オーナーの宮嶋朋子さんのピカイチのセンスで選んだアクセサリー販売にむけて準備を始めました。

イタリアの素敵なアクセサリーをお求め頂くことができればと担当者と検討中です。

また小物たちも随時ご案内できたらと思っています。

現在サイトは準備中ですので今しばらくお待ちください。

 

 

 

病院通いの日々だけど、リコッタがんばっています。これは3年前。霧の立つ庭でなんちゃって番...

今日はご飯も食べずあまり調子が良くなさそうだった。ゆっくりお休み。ずっと傍についてるよ。...

容疑者X

拙宅のお隣さんはこちらトスカーナの家を別荘としてご購入

毎週末趣味の乗馬のためにローマからやってきます。

私とは関係至極良好で週末はご主人が乗馬に行っている間

奥様と私は一緒にご飯を食べたりお茶を飲んだり買い物行ったりと楽しんでいます。

 

そんな平和な暮らしの中で先週末にこの事件は起きました。

「夕飯一緒にする?」

「いや、私はシャワーあびてパジャマに着替えてリラックスしたいから」と丁重に断り

愛犬リコッタと夕飯にしようかと思ってたその時電話がなりました。

 

イタリア語では「私たちは話し合わねばならない」ですが

まぁ「話があるから今から行くわ」

なんだろう・・・・・と思ってると

「誰かが我が家に入ろうとした形跡があるの」と。

 

えええええ、身の毛もよだつ戦慄が走りました。

 

お隣さんの家に行ってみると窓の外の鎧戸が削られているではありませんか。

大ショック

こんな静かな平和な村にも悪魔の手が・・・・と

夜中に泥棒が鎧戸をこじ開けようとしていたかと思うとゾッとしたものです。

 

 

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呆然として顔を見合わせる事数分「警察を呼ばなくては」となり 112に連絡

数分後にパトカーがやってきて事情を説明

暗い中一緒に実況見分を行いました。

 

犯行の日時を特定しようということになり記憶をたどりながら

お隣のお手伝いさんが最後に来たのが木曜日の午前。

リコッタが夕飯終わってひと眠りし外に出たのが夜中の2時。

すると犯行が行われたのは木曜の夕方から2時の間だということになり

「リコッタは耳は大丈夫か」

「泥棒には吠えるか」

など途中リコッタの名誉を傷つけるような発言はありましたが

人間は非常時には礼節をわきまえないこともあるかとあえてスルー。

 

ひととおりの調査が終わり翌朝警察署に行って詳細をまたということでひとまず解散

すると翌朝私たちが警察に行く前に拙宅前にパトカーが

「どうしました?」

「容疑者がかたまりました」

「えっ、こんなに早く」

「事と次第によっては我が愛犬を断腸の思いで解雇し引退させねばなりません・・・・で、犯行時刻は?

いや、その前に犯人は・・・・窃盗常習犯とか・・・」

 

 

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「キツツキです」

 

「窓の鎧戸をこんな感じで細かく削る泥棒なんていませんよ

しかも横並び3つの窓の鎧戸全ての角に同じような削り後。

急に冷え込んできたのできっとこの鎧戸の中に巣をつくろうと思ったのでしょう」

 

イタリア田舎生活17年。まだまだ奥が深いなと自分の考えがそこにいきつかなかったことに

驚いたとともに少しほっとしたのでした。

またそれと同時に我が愛犬リコッタを疑った自分を深く反省しました。

リコッタは現役続投、今日も番犬として見張りに努めています。

 

 

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