「ザ・リアル・マッコイ」という日本のアメリカン・カジュアルの最高峰の一つ
と言われるブランドがあるのですが、その企画の大御所・内田さんです。
京都の直営店で、偶然パッタリお会いできました。
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先日の京都研修のフリーの時間に、京都の直営店に初めてお邪魔したら、
お互いに「あれ??いや、いや、こりゃ、お久しぶりです。」状態で驚きました。
以前は(と言っても、10年ほど前までですが・・・・・)、店舗に常駐されていて、
神戸や大阪の店舗に行っては、お会いできるのが楽しみの一つだったのですが、
最近では本社企画・生産でのお仕事が中心で、随分とお会いもできず。
唯一、雑誌等の紹介写真や執筆の面でお見受けする程度でしたが・・・・・・。
私は初めての京都店で、内田さんはオープン以来2度目の店頭とのことで、
再会はとても嬉しかったのと、顔を憶えていてくれたのがもっと嬉しかったです。
この方の接客というのは、当時から魔術師のようで、仲間内では「内田マジックに
やられた。」というのが合言葉だったほどです。
商品企画から店頭接客まで一貫している人の強みが十二分に発揮されていて、
商品スペック説明に纏わる、新作の案内から、ボタンやパーツ、糸一本にまつわる
生産背景の徹底したコダワリや、苦労話や業界裏話・・・・・・、
対して、適度な距離感をおいた自然な押しと引きの間合い、仕事とプライベートの
垣根のない接客コミュニケーションがまた絶妙で・・・・・・・、
話しているうちに、気が付いた時には、
サイズをどっちにするのか?色をどっちにするのか?
支払は現金かカードか?という、買うという前提の選択肢を自らがしているという
魔境に入り込んでいたりします(苦笑)。
ハードとソフト、マニアックさとモダンナイズ、本気と洒落、仕事とプライベート・・・・、
それらの会話を通して、それだけ心地よい空間を創り出せる方なんですね。
久しぶりにお会いできた嬉しさも相まって、ちょっとだけ寄る気だったに関わらず、
いろいろ調子に乗って試着してたら、
「なんか、いつまで経っても不良少年な感じでんなぁ・・・・・。」
と言ってくれました(笑)。
そんな褒め言葉言われたら、購入意欲湧いちゃうじゃないですかぁ(笑)。
いやいや、内田さん、あなた、私より年上なのに全然変わってませんから(笑)。
海軍デニムパーカーに短パン・ブーツじゃないっすか(笑)。
ホンワカした変わらない口調と、少年がはにかむように見せる笑顔も相変わらず。
何を本気で悩んでいるのかと思ったら、「ある店に取り置きしてあるビンテージの軍モノ古着
がドンドン溜まっているから一回キレイにしたいんやけど・・・・・、ど~しよ~かなぁ・・・。」
ですって(笑)。
「プラモデルも本気でやってるんですけど、年に二つくらいしか造られへんのですよ!」
ですって(笑)。
少年のままですよね(笑)。
プライベートとビジネスが見事に混同してしまっている、私にとっては理想形の方です(笑)。
アパレル製品生産と言うより、「本気のモノ創り」や、そのストーリーを体現されている
ブランドであり、人です。
私はそういう自分の仕事に対する妥協のない姿勢や、人の想いや時間が
込められた背景に、共感したり惚れ込んでしまっているところがあって、
気が付けば、ここ20年くらいは、ここのブランドをずっと着続けていたりしています。
時々、「坪井さんって、いつもどこの服着てるんですか?」と聞かれますが、
大抵は、ここか、ここ関連の服。
「お洒落」と言って頂けることもありますが、もう面倒くさいから、ここので揃えとけば
面倒じゃないって言うのが本音だから、決してお洒落じゃないんです(笑)。
いちいちファッションのこと考えるのが面倒なだけ(笑)。
ちょっとお高いのが、しかたがないけど、不満は不満でなかなか買えないんですけどね(苦笑)。
移ろいゆく虚ろな時代の中で、ずっと普遍的に愛され続ける「何か」というのは
ほとんどない。
服屋だけど、服以外の何かも価値になっているってとこもなかなかないでしょう。
昔も今も、ビジネスの大切なヒントをもらっているような気がしています・・・・・。
内田さん、久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
無駄遣いのいい言い訳ができました(苦笑)。久しぶりにやられました(笑)。
また次回、お会いできるのを楽しみにしていますね。
応援しています。
偶然の再開は、言い訳になる(笑)。
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