所属している中小企業勉強会の全体研修会でした。
ただでさえクソ暑いのに、ネクタイ締めてスーツ着てクソ暑くなって、
さらにクソ暑苦しい連中と一緒でした(笑。
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今日は、1700名を越える会員が一同に会した日です。
年々人数は増えていくので、20年以上所属している私にとっては
いわゆる、「相手が分かるかどうか」という意味では、
もう何が何だか分からない状態になっています(笑)。
ただ、名古屋地区でも、いくつかある研修会の中でも、この40年間の間、
継続して増え続けている訳ですから、そうなるだけの卓越したオリジナルの価値
というのは確実にあるのでしょう。
私見ですが、何故こういう勉強会や研修会に参加するのか?
一つだけ答えろと聞かれたら、それは経営者・経営リーダー・人としての
「進化」の為です。
まぁ、それを「成長」とも言うんでしょうが・・・・・。
「進化」と「変化」は違います。
例えるなら、芋虫は、進化するとサナギになって、蝶になります。
見た目も形態も能力も全く変わります。
これが「進化」です。
「変化」というのは、芋虫がたくさん葉っぱを食べて、太っただけても「変化」ですし、
逆に痩せこけただけでも「変化」です。
この「進化」と「変化」の違いというのを、ごっちゃにしている人は多い気がします。
「進化」がなかなかできない理由として、自分の価値観や基準を優先するというのが
大きいと思います。
勉強会や研修において、「自分が納得したらやるけど、納得できないことはやらない。」
と得意満面で言う奇特な人がいますが、そういう人は「進化」はしません。
自分の枠の中だけで「やる・やらない」の判断する以上、どこまでいっても自分の
枠内ですから、今の自分以上の自分にならないのは当然です。
「発展的に変わる」ということが「進化」だとすれば、自分が納得いこうがいこまいが、
その研修の基準に100%合わせきることでしか「進化」などできないのです。
一定期間の研修中なら、私は自分の価値観や基準は一旦捨ててどっぷりハマります。
私からしてみれば、研修内容が、まるで理解できないとしても、それをやらなければ、
本来の目的の「進化」、すなわち、自分の許容量を増やすことなどできませんから。
逆に言えば、研修中の私というのは、本来の私ではなかったりもします(苦笑)。
役に徹したり、立場に徹したり、あまりいい表現ではありませんが、演技をしきって
いるということになります。
家業を継ぐために、名古屋に戻ってきてから、多くの研修や勉強会に参加してきましたが、
参加中は、他の全ての要件、例えば、仕事や家庭といった事情よりも優先して100%の
参加をしました。
仮に、それが自分の中では理不尽であったり不合理であると思ったとしてもです。
それをやると、無論、各方面で問題や摩擦は起きはしましたが、結果的に取り返しの
つかない程ではありませんでした。
一つの勉強会をやってはうまく行かずに、別の勉強会に行く、というのを繰り返す人はいますが、
そういう人は、自分に都合の良い環境を探しているだけで、こと「進化」という意味では
まったく意味がありません。
「自分の居心地のよい場所を探し求め続ける」というのが目的なら問題ないでしょうが、
そういう人が居心地良いように環境側が合わせてくれるというのは私は知りません。
多くの研修に参加すること自体、それはとてもいいことだと思いますが、
ただ、どの勉強会に行っても、頭角を現す人は、やっぱりどこでも現しますし、
ダメな人は、どこに行っても、やっぱりダメなんですね(笑)。
色々見てきた私の私見ですが。
思うに、中小・零細企業の経営者というのは、その多くが「自分のやりたいようにやりたい」と
いう人達です。
例えば「もっと業績を上げたい」とか「利益の多い会社にしたい」「社員を幸せにしたい。」と
口では言いますが、
その前提に「自分のやり方で」というのがあるということです。
今の「自分のやり方」で問題なければ、そもそも問題がない訳で(笑)、わざわざ他人と
磨き合ったり、教えてもらったりする必要などないのに、研修に参加しているに関わらず、
自分は変えたくないという意味不明の人はいくらでもいて、見ていると楽しいです(笑)。
その研修の場だけでもいいから、まずやってみて、その後に自分の人生において
どうするかは、後で自分で勝手に決めればいいのに、と思うのです。
「過去の延長線上には未来はない。」というコトバは、まことしやかに聞きますが、
実際にそれを実践している人というのは、私は知らないです(苦笑)。
無論、私も含めてですよ(苦笑)。
大抵は、「自分の過去の延長線上に、何かいいもんないかなぁ」と、妄想しているのです。
でも、そんなもんありませんから(笑)。
あれば教えて欲しい(笑)。
もうこの業界はダメだ、あの業態はダメだ、とは言う人に限って、当の自分は
一歩も動かずに、その環境に根気良く居座り続けています。
そんなにダメなら、とっとと、その仕事辞めて、別の環境に行けばいいのに(笑)。
なんでか知らないけど、いっつも同じ人達と一緒にいて、「共に切磋琢磨しよう!」
とか言ってる(笑)。
人間は基本的に「変化」を嫌う動物ですから、それが「進化」ともなると、経験として
慣れしていないと、恐くて動けなくて当然なのです。
「発展的に変化する」=「進化する」というのは、それほどまでに難しいし、
やってみると相当なストレスがかかるのです。
えぇ年こいて、自己が確立されてしまってからは、「進化」はなかなか難しいから、
きっと、子供のうちからより多くの人と関わって、色んな人と接して、そのキャパの準備を
少しづつ広げていった方がいい、という昔の大人の言ってたことは、ここに来て合点が
いったりしています(笑)。
当時は、そんな面倒なこと何で言われるのか分かりませんでしたけどね(笑)。
ま、私の場合は手遅れだったわけで、社会に出てから随分苦労しまくる訳でした(笑)。
だから、まぁ、私は社会に出てから随分と苦労したのだと思うし、他人の価値観を全部
丸呑みすることのストレスも経験してきた訳ですが・・・・・・・・・、
ここまで書いておいて何ですが、私個人としては、もうこれ以上、自分を殺して、または我慢して
までの勉強や研修をしたり、長期に渡って誰かと一緒に何かする、というつもりは一切ありません。
「やる・やらない」の起点は、全て自分の基準で進めようと思います。
「やらない」のではなく、「やる・やらない」ですよ(笑)。
要は、もう、自分の好きなように行くということです。
今の年齢が48歳ですから、私のビジネス人生としての旬は、まぁ長くて10年程度だと
思っていて、そうなると、まだまだ至らない自分を鍛えようとして、無理や我慢をしてまで
色んな研修や、別の価値観を許容しに行ったとして、それはそれで成長するとは思うの
ですが、「わーい、成長できたんだ!」と実感したとしても、気が付いたらもう終わっち
まうっつーの(笑)。
そうなると、私の資産としては、私が今までやってきた体験・経験のみ、ということになります
から、これはもう賭けというか博打に近いものがありますけどね(笑)。
だって、前記したように、「私は、もう成長や『進化』をするほどの無理やストレスは、
自らにかけずに、自分の価値観や基準だけを頼りにこれから生きていきます。」
と宣言しているわけですから(苦笑)。
それでも、今までの社会経験や、それに纏わる勉強会等に対しては、全力でやってきた
自負はありますから、今のところは自分を信じることにしましょう。
ダメなら、頭丸めて、また変わる努力しますけん(笑)。
思うに、20代~30代は、自分の浅い経験や、小さい頭でつべこべ言わずに、
何でもやってみるべきというのは当たっている思います。
どんなに偉そうなこと言っても実績のない奴の遠吠えなんて誰も聞いちゃいません。
30代~40代は、それら経験を実践に置き換えて、小さくてもいいから具体的な実績を
創ることと、自らの具体事例をより多く蓄える時期。
40代~50代は、誰から見ても明らかな大きな実績と、人との関わりから、
明確な確固たる自分の基準値や軸を創り、
50代~60代は、後進指導に耐えうるだけの人格と、積み上げた実績の編集をかけられる
ようにすること。
リアルなビジネスの現場においては、大体、そんな感じなんじゃないかなぁ・・・・・、
と思っています。
そう考えると、10年区切りの、各ステージをサボると、年取ってから取り返しがつかないから
ホントに恐いですね。
もう私なんて、取り戻すのに必死こいてますけど、追いつけないですもん(苦笑)。
そんなことを、ダラダラと考えさせてくれた一日でした(笑)。
そういう意味で、心から感謝の一日です。
経験以上のものは出せない。
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