前のブログからの続きです。
話を戻しますが、
自分から自分の話をしたいのであれば、私は今のところ
二つしか方法はないと思っています。
①相手から見て、何らかの圧倒的な実績を持っていて、自分から言う前に
相手から聞かれる側になる。
②相手にとって、有益な情報を出す。
この二つです。
さらに二つが重なれば最強なのだと思いますが、これは、なかなか私には、
まだ難しいです(苦笑。
今回、前職を退社して、それまでを振り返ってみる中で、大変面白いことに
気づきました。
私は、無職状態になるのは、これが二回目です。
一回目は、家業を廃業してから、前職に就くまで。
二回目は、前職で上場してから、退職して現在です。
私自身の性格やキャラクター、基本的な思考や行動パターン、
言っている事は、昔から変わっているつもりはありませんが、
一回目の廃業の時は、私が次のビジネス構想を、どんなに喋っても、
誰も聞く耳など持ってもらえませんでした。
前職を立ち上げて、まだ店舗数も少ない頃も、どんなに未来構想や
シナリオやコンセプトを語っても、せいぜい批判や、上から目線の
アドバイスしかありませんでした。
ところが、実績が上がり始めると、同じ人でも言う事が変わってきて、
色んなご依頼を頂くようになって、人前で喋る機会もドンドン増えてきました。
あげく、上場した途端には、連絡など途絶えて忘れていたような、
昔の友達・知人が、とても親しい間柄だったかのように連絡が来たり、
会いたいと連絡が来るようになりました。
私の大学時代、学生プロレスをやっていた友人に役者になった奴がいて、
下積みを経て、テレビに出て人気が出始め、ある映画の主演級に抜擢
された途端、
「一気に親戚が増えた(笑)。」
と言っていましたが、今さらながら余程スゴかったのだと思います(笑)。
そして、今です。
あの10年前の廃業時と同様に無職になって、次をどうするか決めていないのも
同じな訳で、私としては、当時のようにまた同じような思いをするのだろうと覚悟は
していました。
ところが、今のところ、少し様子が違っています。
同じ辞めたでも、
①講義や講演の依頼がある。
②一緒に何かやりたいという依頼が多い。
③「次はどうするのか?」と聞かれて、答えた時の反応が、
「だからダメなんだよ。」から「それは面白そう。何かあったら声かけて。」と
変わっている。
④「悲惨で大変だけど頑張ってね。」という憐れむような言葉から、
「カッコいい生き方だよな。」「ホント、楽しくていい人生を送ってるよね。」
といったように、まるで反応が違うのです。
私の基本的な思考性や行動パターンが、大きく変わっていないとしたら、
家業廃業時と、今と、何が違っているのかは、他人から見たら、
前職で株式上場したという実績が違っているだけだと思うのです。
以前から所属している勉強会の私のメンバーの一人が、
「坪井さん、坪井さんが私のリーダーになってから、坪井さんの無職を
見たのは、これで2回目です(笑)。もう勘弁して下さい(笑)。」
と冗談交じりに言ってきて、私は言われて気づいて大笑いししまいましたが(笑)、
そうなんですよ、実際。
(不安にさせたり、ご心配頂いている皆さん、ごめんチャイ。)
そう言えば、その場で、
「次、何やるにしても、取り敢えず株だけは買わせといて下さい(笑)。」
と冗談を言う人もいましたが、家業廃業時にはこんな冗談すら出ません
でしたからね(笑)。
それは、誰がいいとか悪いとか、ひどいとか、ゲンキンなもんだ、とかそういうことじゃなくて、
人というのは、そういうもんだと思うんです。
私も、他人を見る目というのはそうですから。
大体、私の話なんて、何の実績も紹介もなしで、聞きたい人なんていますかね?
このブログだって、ただ書いているだけの人なら、読みますかね?
聞かないし、読まないですよ。実際。
私も、たくさんのブログの読者登録しているし、Facebookもたくさんの友達が
いますが、有益な情報をくれる人か、そもそも興味のある人の掲載しか読まないです。
きっと、ほとんどの人がそうなんじゃないかと思っています。
ところが勝手なもんで、
私は、自分の話を人に聞いて欲しい人です。
私は、自分の文章を人に読んで欲しいという欲求を持っています。
私は、自分の描いた絵や創作物を人に見て欲しいという強い欲求を持っています。
これが偽らざる本音です。
(この自覚があるからこそ、逆に他人もきっとそうなんだろうと、人の話は
どんなに長くて纏まっていなくても、最後まで言い切るまで、聞ききるように
心がけてはいますが・・・・・。)
実績もないのに、立場にまかせて教えたがる残念な人はたくさんいます。
聞かれてもいないのに、自分の言いたいことを言い続ける人は滑稽です。
どころか、やみくもに人の時間を奪うので迷惑です。
私は、私なりの勝手な判断ながら、たくさん見てきました。
(特に冴えない中小企業経営者に多い・・・・・・・・・(苦笑)。)
タチの悪いことに、そういう人に対して、周りはうまく逃げようとするから、
逃げれば逃げるほど、次の獲物を探して、また喋りたがるのです(苦笑)。
または、自分が喋れる場の設定をし始めるのです(泣)。
あんた、ジャイアンのコンサートかっつーの・・・・・・(苦笑)。
かく言う私も、実績のない頃は、自分がどれだけ苦労して頑張っているか、
どれだけ色んな場面で活躍しているかを、誰かに認めて欲しくて、
必死に言わないと気が済まない時期がありました(苦笑)。
過去に戻れるなら、「やめときなさい、カッコ悪いから。」と言ってあげたい(泣)。
もう2度と、あんなことやったらダメです。
何らかの情報を出した結果、依頼を頂けた時のみ、全力でブっ放す。
これができたら本当に幸せです(笑)。
だとすると、もう2つしか手はありません。
①圧倒的な実績を持って、他人から聞かれる側になる。
②相手にとって、有益な情報を出す。
先にも書いた、この2つです。
まずは、つべこべ言う前に、全力で頑張って、実績を先につくるべきでしょう。
実績とは、行動の結果です。
どれだけ実際に行動したか、その数の差だけです。
失敗して、成功して、その具体事例をたくさんつくるべきでしょう。
誰かに聞かれるまで、ずっとずっと、やり続けるべきでしょう。
遠回りのようでも、実は、それが、結果として手っ取り早いのです。
これが、今、私が出している「喋りたい人」としての結論です。
私は、過去の実績が特別スゴいとは思ってはいないし、しがみつくなど全く
思ってはいません。
でも、実績は実績として認識しています。
それをどう思うかは、相手が決める事です。
今の段階では、過去の実績で聞かれることや評価されることはあるかも
しれませんが、
ここからは、また、最初から一つ一つ実績を積んでいくことになります。
いつも「自由な表現者」でいたい私としては、未来の為に、今から何らかの
実績を積むことだけは意思決定しています。
実績はものをいいます。
全てではないにせよ、かなりの大きさでものをいいます。
画像のように、滝の上でアホアホポーズを取っていても、
「さすが、やっぱり、やることがちょっと違うよね。」
と言ってもらえるようになるのが、夢と言えば夢なのです(笑)。
(誰も、言わねーか・・・・・(苦笑)。)
この長文が迷惑になってんだよな・・・・(泣)。
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