実績はものをいいます。
実績「が」ものをいうのではなく、実績「は」ものをいう、です。
あるビジネス書の中で、こんな話を読んだことがあります。
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「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。
「人格者ほど相手に対して謙虚である」という意味で一般には
使われていますが、
ビジネスの世界では、実績のある人ほど、自分の事は喋らなくて、
相手から依頼されればお話しするし、聞かれなければ自分の手柄や
自分がどれだけスゴイのかをベラベラ喋ったりはしない。
それは、もうすでに
「あの人ってスゴイんだよ。こんな実績を持った人なんだよ。」と、
周りの人、誰もが知っていて、自分から言う前に勝手に周りの人が
紹介してくれている自負がある訳で、いちいち自分の
武勇伝を言う必要もなく、ただ謙虚に振る舞っていれば良いだけ
だからだ。
確かに、有名な人ほど、その傾向はある。
逆に、実績を持っていない人、また自分に十分な実績がないと自覚している人ほど
自分がどれだけスゴイのかをベラベラ喋っている。
誰からも聞かれてもいないのに。
そういう人というのは、自分から自分がどれだけスゴイのかを言わないと、
相手に知ってもらえないから、自分のことを自分で言うしか手がない。
立場がどうであろうと、本当にスゴイ人というのは、人前で何を話しているかで、
すぐに分かる。
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こんなような内容で、とても納得した記憶があります。
ここで言う「実績」というものが、どの範囲・規模で、どの高さのものなのかは
色々だと思いますが、
前提として、
「人は、自分の話は聞いて欲しいけど、他人の話を聞きたくない」
ものです。
私は、他人の話は、聞きたい人からは聞きたいし、聞きたくない人からは
聞きたくありません。
ビジネスの現場で言うなら、話を聞きたい人というのは、ある範囲で実績を
持った人です。
例えば、前年比を越え続けている人とか、常に売上トップの人とか・・・・。
その対象に興味や意欲を持った人が、「どうしたらそれができるんですか?」と
聞きたくなるというのが一般的だと思います。
実に面倒なのは、聞いてもいないのに、自分のことや、自分の言いたいことを
一方的にベラベラとずっと喋り続ける人です。
特に、集団の中で立場のある人が、社内研修や勉強会セミナーなどで
これをやられるとたまったものではありません。
苦痛地獄を、時間内、我慢し続けることになります。
立場があるがゆえに、部下からは
「お前の話なんて聞きたくねーんだよ、まったく。いいから早く終われ、ボケッ!」
とは面と向かっては絶対言いません。
あげく、感想を聞かれたところで、良いことしか言わないに決まっています。
それが立場というものでしょう。
だから、社内であれ、勉強会であれ、組織や集団の中で、立場が上に
上がれば上がるほど、実は、滑稽な人、いわゆる「裸の王様」になっていく
リスクは常に持っていると思った方がいいでしょうね。
余談ですが、以前、立場的に上の人が
「坪井、お世辞はいいから、本音で言ってみろ、本音で。」
とあまりに言うので、
「私は、本気で聞いて、本気で答えはしますが、本音は言いません。」
とか言って、なんとかかわしてしたものの、それでも、
「いいから、本音で言ってみろ。それが俺の聞きたいことなんだ。」
と、さらにしつこいものだから、
「じゃあ、本音で言いますが、そもそもあなたの話など聞きたくもないし、
こうして会話しているだけでも胸糞悪いので関わらないで下さい。」
と答えたら、激怒されてことがありました(笑)。
だから、本音は言わないと言っているのですよ(笑)。
ちゃんと依頼に答えたのにね(笑)。
要するに、相手の本音なんてのは、自分の範疇の中でしか許容なんて
できないんですよ。
ダメだ(苦笑)、余談の方が面白くなって、長くなってる(笑)。
次に続きます・・・・・・・・・。
ちゃんと帰結するのか、この話・・・・・(苦笑)
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