隠岐国 玉若酢命神社 | 何処へ行くんだ! 土佐瑞山

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明日死ぬかもしれない。 だから今日を悔いなく生きる!
回遊魚の如く動き回らないと酸欠状態になる。帰巣本能を忘れた肉体派オヤジの全く世の中の役に立たない独り言・・・

隠岐島の様子は後日また! と言いながら数ヶ月が流れ去りました。

国語辞典を引きますと、後日とは、のちの日・将来とありましたので、やれやれひと安心…


先日、私のブログの読者の方から『最近更新が無い!』と指摘され、ふと思い出しました。

久々の更新、さて隠岐島の出来事を何から綴りましょうか?

しかし、あれこれ綴りますと、現在のブログ更新頻度ではいったい何年かかることやら…


隠岐島で足止めを食らったのは、先ず神々にご挨拶しなかったからではなかろうか?
と、慌てて参拝したのが、島後にある『玉若酢命神社』でした。

過去に何度か訪れましたが、暴風の中の参拝は初めてで、さすがに人っ子一人居ません。







『玉若酢命神社』は、玉若酢命を主祭神とし、その他、大己貴命・須佐之男命・稲田姫命・
事代主命・須世理姫命を配祀して居りますが、主祭神の玉若酢命は記紀神話に記述の無い神で、
社伝によると、景行天皇によって隠岐国に遣わされた大酢別命の御子と伝えられています。

玉若酢命は、隠岐島の開拓をされた神と考えられており、代々宮司を務める億岐家は玉若酢命の
末裔と言われています。







手水舎付近より随神門(国指定重要文化財・1852建立)と八百杉(国指定天然記念物)を望む。











なかなか勢いのある老杉(御神木)です。

頑強な防護柵が無いのは、本土より遠く離れて観光客なども少ないためでしょうか?
踏圧の影響も本土の巨木ほど深刻では無く、肌つやも惚れ惚れするほど美しい!












樹齢千年以上の八百杉(やおすぎ)は、人魚の肉を食べて800年生きた若狭の『八百比丘尼』
隠岐へ渡って来て植えたものと伝えられています。

伝説はともかくとして、隠岐~若狭は朝鮮半島と日本を結ぶ主要航路として、かなり古くから
交流があった事の裏付けと言えるかも知れません。











暴風に身体は踊り、祝詞はかき消され、かしわ手は空振り…

さぞ神々は滑稽な私の姿を見て、苦笑いされたに違いありません。







祓へ給へ 清め給へ  守り給へ 幸へ給へ