こんにちは。
古物商の空猫堂です。
日中は良いお天気でしたが、
少し雲行きが怪しくなってきました。
夜は雨が降る予報です。
乾燥しているので、恵みの雨ですかね。
今日は、行き場のなくなった猫ちゃんを搬送してきました。
飼い主さんが余命を宣告されたため、
飼い猫の里親を探してほしいと相談されまして、
子猫ならいざ知らず、７歳という年齢と、
ワクチン未接種と聞いては、正直厳しいどころか、
無理なんじゃないかと思ってました。
が、
なんと強運な猫ちゃんでしょう。
春に亡くなった猫ちゃんにそっくりだと、
里親を名乗り出てくれた方がいらっしゃったのです。
しかも尾道から！
と、遠い……。
飼い主さんはもちろん動けません。
相談を受けたのは飼い主さんの娘さんだったのですが、
その娘さんも手術を控えていると言われ、
遠方へ猫を運ぶのは無理そうです。
一旦諦めたのですが、里親さんが諦めず、
わたしもこのご縁を逃してはいけない気がして、
だったらわたしが動くしかないか～…、
ということで、
ソレーネ周南で落ち合うことになったわけです。
里親さん、２時間半かけて来てくれました。
猫ちゃんも大人しく、うんともすんとも鳴きません。
落ち着いた状態で引き渡が出来ましたよ。
人生の伴侶であったはずの飼い猫ちゃんを、
手放さなければいけなくなった気持ちは、
自身の余命宣告と同じくらい辛かったんじゃないかな。
そう思うとね、
良いご縁に恵まれて良かった～って、
わたしもホッとしました。
飼い主さんとは面識はないですし、
里親さんとも、今日初めてお会いしましたし、
それでもなんか、不思議な縁があって、
わたしはその縁の糸を繋げる仕事をしたんだなって、
思うことにしました。
いやもう、二度としたくないですよ？
今回はたまたま奇跡的なご縁があっただけですからね。
こんな責任の重い仕事なんか、
したくないでーす。
ちなみに、
周南まで車の運転をしたのは山野君です。
山野君、お疲れ様でした～。
今日の猫ズ。
意外と仲よし、ポンちゃんとひじきちゃん。
人生何が起こるかわからないから、
わたしは猫たちをちゃんと見送ることができるのかな。
って、ちょっと不安にもなった出来事でした。
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